Duets Special

素晴らしき仲間たちと、素晴らしいメロディ。クリッシー・ハインドが13人の友人たちと作り上げた最新作『DUETS SPECIAL』。時代を超えた"スペシャル"な魅力に満ちたとびっきりの1枚が誕生!

1980年にプリテンダーズとしてデビューして以降、その姉御的な存在感で女性ロッカー最大のアイコンとしてシーンに君臨し続けるクリッシー・ハインド。プリテンダーズとして数々の世界的大ヒットを記録し、ソロ・アーティストとしてもそのカリスマ性に満ちたサウンドとパフォーマンスで、全世界のロック・ファンからだけでなく、メディア、そしてアーティスト達からも最大のリスペクトを受ける、ロック史における最も重要なアーティストだ。

その彼女が新たなアルバムをリリースする。"クリッシー・ハインド&パルズ"名義による最新作『DUETS SPECIAL』は、そのタイトルが表すように、素晴らしきゲスト13人を迎えてのデュエット・アルバムとなる。招かれた面々には、k.d.ラングから今は亡きマーク・ラネガン、そしてデイヴ・ガーン、キャット・パワー、ブランドン・フラワーズ、デビ―・ハリー、シャーリー・マンソン、ダン・オーバックなど世界的に活躍するアーティストたちも含まれている。彼らは本作でクリッシー・ハインドと共に、余分なものを削ぎ落した、親密なアレンジとミニマルで洗練した楽器編成で13のユニークな声を披露している。全ての曲を繋ぐテーマは、素晴らしいメロディ、ただ一つだ。

アルバムからの1stシングルとなるのは、ルーファス・ウェインライトとの「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」だ。このシングルとアルバムの成り立ちについてクリッシーは次のように語っている。
「デュエット・アルバムを作ろうとはこれまで考えたこともなかった。アイディアが浮かんだのは2023年のこと。ルーファス・ウェインライトの夫、ヨルンと電話で話していた時。確か、お互いにお薦めの小説を話していて、何かの拍子に"ルーファスと一緒に何かやろうか"って話して、頭の中で思いついた10の曲を急いで書き出した。そしてヨルンはルーファスに聞いて、彼は乗り気だったから、そうやって始まったの。自然な流れで、私が楽しいと思っていたことだった」

『デュエッツ・スペシャル』はクリッシーにとって彼女名義の4作目のスタジオ・アルバムというだけでなはい。この最新作は、クリッシー・ハインドのキャリアの中でも最もクリエティヴな一章であり、エキサイティングで驚きに満ちた方向転換でもあるのだ。『デュエッツ・スペシャル』はザ・プリテンダーズにとっての最新作『リレントレス』に続く作品であり、その後行われたワールド・ツアーからは新たなライヴ・アルバム『キック・エム・ホエア・イット・ハーツ』が生み出された。また昨年、マーク・ラネガンの生誕60周年記念コンサートで彼女がパフォーマンスした時、英ザ・タイムズ紙はクリッシーの声を"ユネスコの世界遺産に今すぐ指定されるべきだ」と評した。

素晴らしき仲間たちと、素晴らしいメロディ。クリッシー・ハインドが13人の友人たちと作り上げたデュエット・アルバムにはまさに時代を超えた"スペシャル"な魅力に満ちた1作だ。