2001年に発表されたコーネリアスのアルバム。「Smoke」「Tone Twilight Zone」他、全11曲を収録。同内容のアナログ盤が2001年11月28日にリリース。 (C)RS
JMD(2019/02/09)
世界中から高い評価を受ける稀有なアーティストCornelius。本作は≪雑音≫や≪自然の音≫など、日常に溢れる≪音のオブジェクト≫を小山田氏のセンスで配置・重ねるように制作。聴く者を不思議な世界に連れていってくれる、心地良い仕上り。
タワーレコード(2009/04/08)
ホンダ〈ASIMO〉と女の子が踊るCMにも使われていた“Brazil”を含む、小山田圭吾のウェディングCD。別名〈コーネリアスとジーラの引出物〉……といっても、もらって迷惑なアレでなく。一発でコーネリアスとわかる音使いはそのままに、ジーラこと嶺川貴子が自身の名盤『fun 9』で発揮した驚異的なセルフ・プロデュース能力(って、なんであまり言われないんだろう? すげえゾ、彼女!)を吸収して編み出されたであろうという解釈で〈ウェディング〉なわけで。彼が猿になってもうすぐ10年。かつてのようにサンプリングに頼ることもなく、〈POINT〉つまり点描でひとつひとつ緻密に描いた些細で壮大な音楽的ランドスケープは、たとえば、プロ・トゥールス(デジタル音楽制作ワーク・ステーション)内蔵の携帯電話で着メロを打ち込んでいるような(笑)、極端にバカバカしくも地道な作業と、あなたの顔にもあるホクロ(=POINT)の間で構成されています。
bounce (C)松戸与三
タワーレコード(2001年11月号掲載 (P81))