前作『うそつきミシオ』から8年。見汐麻衣の最新作となる今作は、共同プロデュースに岡田拓郎、マスタリングにBig Crown Records作品やDavid Bowie、D'Angeloらを手がけるニューヨーク<The BunkerStudio>のエンジニア、Alex DeTurkを迎えて制作された意欲作です。代表曲「さようなら、さよなら」「無意味な電話」のリアレンジ再録に加え、チカーノ・ソウル、60年代の歌謡曲的なムードを内包した「Cheek Time」、メロウでトロピカリアなムードを纏ったブラジリアン・サイケの要素も感じさせるダンサブルなナンバー「わたしのしたことが」など、バンドサウンドの枠を超えた多彩な楽曲群が並びます。レトロとヴィンテージのあわいを揺蕩う、聴き終えたあとに深い充足感を残す一枚となりました。 (C)RS
JMD(2025/10/15)
前作『うそつきミシオ』から8年。
見汐麻衣の最新作となる今作は、共同プロデュースに岡田拓郎、マスタリングにBig Crown Records作品やDavid Bowie、D'Angeloらを手がけるニューヨーク〈The Bunker Studio〉のエンジニア、Alex DeTurkを迎えて制作された意欲作です。
代表曲「さようなら、さよなら」「無意味な電話」のリアレンジ再録に加え、チカーノ・ソウル、60年代の歌謡曲的なムードを内包した「Cheek Time」、メロウでトロピカリアなムードを纏ったブラジリアン・サイケの要素も感じさせるダンサブルなナンバー「わたしのしたことが」など、バンドサウンドの枠を超えた多彩な楽曲群が並びます。レトロとヴィンテージのあわいを揺蕩う、聴き終えたあとに深い充足感を残す一枚となりました。
ジャケットはアーティスト写真を写真家・守本勝英が担当。
アートディレクター永戸鉄也によって写真と紙を重ね、マクロレンズで再撮されたそのイメージは、今作をミニマルでノーブルに可視化し、象徴するアートワークとなっています。
<見汐麻衣コメント>
『Turn Around』
1日を振り返り、とくに何が起こったというわけでもないが、充足感を感じる日。そういう日が続いていくことが幸せだと思うようになったのは5年前コロナ禍以降顕著だった。決まっていたTour、録音の予定も一旦白紙となり、毎日のニュースに一喜一憂しながらも音楽を聴いている時間だけは変わらず充実していた。自身が愛聴する音楽の全てにいえることでもあるが、聴き終えた後に充足感を感じる、音楽的に充実した1枚を作りたいと思うようになっていた。
改めて制作に取り掛かり、学び直す時間を持ち、新たに出会う人達がいて、全てがひとつの渦(今作品)の中心に集約していく感覚があった。今年の1月から録音に向けた準備を始め、スタジオに入り気付けば前作を出してから8年経っていたものの、今作が完成するにあたって必然、必要な時間だったんだと思う。
音楽を通して過去を振り返る瞬間がある。音楽を介してのみ振り返ることのできる、個人的な物語をみんな持っていると思う。その一瞬の中にも常に「今」が傍にある。振り返り望洋する中に残してきた全ては現在の私を肯定も否定もせず音楽と同様、ただ其処に在るだけで、時間にも深い"層"があるのだと気付かせてくれる。形容し難いことを形容するという矛盾を常に孕んでいるからこそ、今回のアルバムは聴いてくださる方々によって異なるイメージを拡散することができる、音楽然とした1枚を作れたと思っている。
しのごの書いてしまいましたが言いたいことはひとつだけです。
「共同プロデュースに岡田拓郎さんを迎え、Goodfellasみんなと作りあげた2枚目のフルアルバムが完成しました。いい曲揃いました。1枚通して是非、聴いてください!」
見汐麻衣
発売・販売元 提供資料(2025/10/10)