JIMとWILLIAMのREID兄弟を中心に1984年に結成されたTHE JESUS AND MARY CHAINは、轟音のノイズとポップなメロディを融合させた独自のサウンドでポストパンク以降の音楽シーンに強烈な衝撃を与えました。
フィードバックの海にポップネスを埋め込むという革新によって、ポストパンクの終焉とシューゲイズの胎動をつなぐ決定的な転換点となった85年1ST『PSYCHOCANDY』。以降のMY BLOODY VALENTINEやRIDEらに直結する源流として、今なお語り継がれるUKインディ・ロック史上屈指の名盤です。
JIM REIDとWILLIAM REIDの不敵なツイン構造に、BOBBY GILLESPIEのシンプルなドラムが加わり、儚くも攻撃的なバランスを形作る全14曲。ソフトな甘美さと退廃的ムードを兼ね備えながら圧倒的なノイズに包まれる"JUST LIKE HONEY"、激烈なディストーションとキャッチーなメロディの同居がバンドの真骨頂を示す"NEVER UNDERSTAND"などなど、STOOGESやVELVET UNDERGROUND、SHANGRI-LASといった影響源を独自に昇華し、轟音ノイズと甘美なメロディがせめぎ合うサウンドを確立した驚愕のデビュー作です。
本40周年記念盤は、THIRD MAN RECORDSとバンド自身の共同監修によるリイシュー。1985年オリジナル・ミックスの192KHZハイレゾ・トランスファーをもとに、WARREN DEFEVERが新たにカッティングを担当。JIM REID、WILLIAM REID、DOUGLAS HART、BOBBY GILLESPIEによるオリジナル・ラインナップ音源を、オリジナル・アートワークとインナースリーヴを忠実に再現したパッケージで再構築しています。
発売・販売元 提供資料(2025/11/04)