70年代のアメリカン・ロック・シーンを代表する存在にして、サザンR&Bやブギ、カントリーなど様々なテイストを消化した豪快かつファンキーなロック・サウンドで熱狂的な信者を世界中に持つカルト・ロック・バンド、リトル・フィート。その中心人物である、ロックンロール・レジェンドであり、ギタリスト、ヴォーカリスト、そしてソングライターであるローウェル・ジョージ。その彼の音楽仲間や彼の慕う人々によって制作された豪華トリビュート・アルバムが待望の復刻!
70年代のアメリカン・ロック・シーンを代表する存在にして、サザンR&Bやブギ、カントリーなど様々なテイストを消化した豪快かつファンキーなロック・サウンドで熱狂的な信者を世界中に持つカルト・ロック・バンド、リトル・フィート。その中心人物であるのが、ギタリスト、ヴォーカリスト、そしてソングライターとして類まれなる才能を持ち、同時代から今に至るまで数えきれないアーティストやミュージシャンたちに影響を与え、またリスペクトを集め続けてきたローウェル・ジョージだ。
カリフォルニア州ハリウッドで生まれ育ったジョージは、幼くして複数の楽器を習得した。その非凡な才能はすぐにフランク・ザッパの目に留まり、「ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション」への参加を果たす。ザッパと袂を分かった後の1969年、ジョージは「リトル・フィート」を結成。ザッパの後押しもあり、バンドはワーナー・ブラザース・レコードと契約を結び、その独創性と卓越した演奏技術から、瞬く間にミュージシャンズ・ミュージシャンとして高い評価を獲得した。ジョージの脇を固めたのは、キーボードのビル・ペインやドラムのリッチー・ヘイワードといった傑出したプレイヤーたちであり、彼らの才能が融合することで唯一無二のサウンドが生み出された。ワーナー・ブラザース時代のリトル・フィートは、すぐにヒットチャートの首位を飾ることはなかったものの、熱狂的なファンからの支持と同業者からの深い敬意を集めた。時が経つにつれ、様々なスタイルを融合させた彼らの革新的な音楽は幅広い層に受け入れられ、3枚のゴールドディスクと1枚のプラチナディスクを獲得するに至った。ジョージのソングライティングは音楽史に消えることのない足跡を残し、「Willin'(ウィリン)」、「Dixie Chicken(ディキシー・チキン)」、「Sailin' Shoes(セイリン・シューズ)」といった時代を超えて愛される名曲を生み出した。
しかし1979年、内部のプレッシャーが引き金となりバンドは解散。ジョージはソロ活動を開始し、ワーナー・ブラザースから唯一のソロアルバム『Thanks I'll Eat It Here(邦題:特別料理)』をリリースした。悲劇的なことに、同年、同アルバムのプロモーションツアー中に彼は34歳という若さで急逝したのだった。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2026/04/17)
そのローウェル・ジョージの音楽仲間や彼を慕う人々によって制作されたトリビュート・アルバムが本作『ROCK AND ROLL DOCTOR: LOWELL GEORGE TRIBUTE ALBUM』だ。1997年に日本のKaigan Recordsからリリースされ、長年入手困難となっていたこのアルバムが、Omnivore Recordingsから復刻される。参加アーティストには、ボニー・レイットからジャクソン・ブラウン、ランディー・ニューマン、タジ・ハマール、アラン・トゥーサンなどの名前が並び、さらにはリトル・フィートやローウェル・ジョージの娘、イナラ・ジョージ、そして日本からは桑田佳祐も参加している。さらにウィリー・ネルソンとエミルー・ハリスがイナラ・ジョージを迎えて録音した、ローウェル・ジョージの代表曲「Willin'」の未発表音源も収められている。そして最後を締めくくるのは、ローウェル・ジョージのスポークン・ワードを収録した「Rock And Roll Heaven」だ。
本コレクションは、1970年代における最も独創的で影響力のある音楽的才能の一人に捧げられた、喜びに満ちたトリビュート作品である。グッド・ミュージックを愛する音楽ファンであれば、是非ともチェックしておきたいトリビュート・アルバムだ。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2026/04/17)
As the guitarist, vocalist and primary songwriter for Little Feat, Lowell George was one of the biggest cult heroes of the '70s, creating a body of work that was deeply set within the blues tradition yet fiercely idiosyncratic and weird. It was the kind of music that earns a large cult following, but doesn't guarantee good covers, since its very quirkiness is among its most appealing traits. Basically, it's a question of matching the right artist with the right song, something that happens about half of the time on Rock N Roll Doctor (A Tribute to Lowell George). By the time the tribute record was released in 1998, his "Willin'" had long been established as a classic, the kind of song that could be covered by anyone -- along with "Dixie Chicken," it's one of the rare universal songs in George's catalog -- but Rock N Roll Doctor doesn't include either of those songs, or "Fat Man in the Bathtub." Instead, its 13 tracks are all relatively obscure, known to hardcore fans but not casual listeners, and this album is a record made by hardcore fans for hardcore fans. That doesn't mean it's necessarily all successful. Eddie Money wasn't really meant to sing the title track, and a couple of cuts, ironically including Little Feat's reworking of "Honest Man," are a bit too reverant to his memory (the group erases that negative with a storming "Cold, Cold, Cold," performed as a duet with Bonnie Raitt). But the best songs -- the Bottle Rockets and David Lindley's "Rocket in My Pocket," Jackson Browne's "I've Been the One," Taj Mahal's "Feats Don't Fail Me Now," J.D. Souther's "Roll Um Easy," Allen Toussaint & Leo Nocentelli's "Tow Trains" and especially Randy Newman & Valerie Carter's "Sailing Shoes" -- demonstrate that George's songs can live on, provided that the artists perform them with as much imagination as he wrote them with. ~ Stephen Thomas Erlewine
Rovi