Beat Recordsより、1979年にエンツォ・G・カステラーリが監督を務めた映画『Il cacciatore di squali(シャーク・ハンター)』のオリジナル・サウンドトラック完全版が、世界初CD化で登場します。
主演のスーパースター、フランコ・ネロが演じるのはMike Di Donato。彼は、逃避の理由となったであろう凄惨な過去を持つ日系イタリア人で、無人島で「未開人」のような生活を送っています。彼の傍らにいるのは、ジャンル映画で活躍したアルゼンチンの美貌女優、Marta Miller演じる「his own version of Friday」です。
本作はダニエル・デフォーの『ロビンソン・クルーソー』から美的インスピレーションを得ており、「文明からの隔離」や「自然への没入」といったテーマを共有していますが、中身はあくまで現代的な物語です。
マイクはこの偉業を成し遂げるため、Acapulco (Jorge Luke)に協力を仰ぎますが、そこには数々の不運と敵意が待ち受けています。そしてすべての出来事は、海で最も危険な捕食者--サメの監視下で繰り広げられるのです。
また、本作では監督自身が、背景で暗躍する謎の殺し屋として印象的な演技を披露しています。その一方で、Ramon (Werner Pochat)、Donovan (Michael Forest)、Gomez (Eduardo Fajardo)といった悪党たちが、手下を引き連れてそれぞれの野望を追い求めていきます。
本作の音楽を手がけたのは、グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリスです。彼らがこのスコアを書き上げた1979年は、ディスコ・ブームが猛烈な勢いで世界中を席巻していた時代。あらゆるクリエイティブな活動にそのエネルギッシュなパワーが注ぎ込まれており、巨匠デ・アンジェリス兄弟もまた、その時代の空気を鮮やかに取り入れました。 (1/2)
発売・販売元 提供資料(2026/04/15)
スピーカーからメインタイトルが流れ出した瞬間、その卓越した手腕に圧倒されるはずです。静かな海辺の情景から、主人公マイクとサメが繰り広げるダイナミックな格闘シーンへの転換を、見事な音楽演出で盛り上げます。脈打つようなグルーヴ、焦燥感を煽るギター、激しく炸裂するブラス、そして映像に完璧にシンクロさせたブレイク。音楽が生み出す圧倒的なテンションは、観客の目と耳をスクリーンに釘付けにする磁力を持っています。
このメインテーマは、驚くほど多彩なアレンジで展開されます。あるバージョンではシルヴェスターを彷彿とさせる強烈なリズムが響き、またある時はシスター・スレッジのような流麗なストリングス、ときにはビー・ジーズを思わせるブラス・セクションが登場します。しかし、細部のアクセントやオーケストレーションの妙を聴けば、それが紛れもなく「デ・アンジェリス兄弟」の音であると確信できるでしょう。この「タイムカプセル」から次々と溢れ出す、しびれるほどクールな感動を前に、執筆者としては彼らを抱きしめて感謝を伝えたい衝動に駆られるほどです。
また、スコアには他にも物語を彩る重要な要素が含まれています。日常の風景やコミカルな場面を軽やかに表現するテーマ、そして生楽器をアクセントに加えた緊迫感あふれる電子音楽の数々。これらが組み合わさり、作品の世界観をより深みのあるものにしています。
本CDは、12ページのブックレットを封入した透明なジュエルケース仕様でリリースされます。アートワークのレイアウトとライナーノーツはDaniele De Geminiが担当し、マスタリングはEnrico De Geminiが手がけました。完全限定盤です。 (2/2)
発売・販売元 提供資料(2026/04/15)