1963年、イギリスのカンタベリーにてワイルド・フラワーズなるバンドが結成される。のちにソフト・マシーン、キャラヴァンを結成するメンバーで構成されたバンドであった。これが母体となって'66年ソフト・マシーンは結成される。バンド名はビートニク作家として人気を博したウィリアム・バロウズの作品から取られる。メンバーはオーストラリア人のデヴィッド・アレン(g)、ワイルド・フラワーズのメンバーであったケヴィン・エアーズ(b, vo),ロバート・ワイアット(ds, vo)、そしてマイク・ラトリッジ(kbds)、ラリー・ノーラン(g)の5人。
バンド活動開始と同時にノーランは脱退、4人でデモ・レコーディングを行い、この模様はフランスのBYG Recordsよりリリースされた2枚のコンピレーション・アルバム(後に1枚にまとめられる)に収録され、'67年にリリースされる。最初のフランス公演後、アレンは麻薬とビザの問題からイギリスに再入国できず脱退、エアーズがギターを兼ね、メンバーは3人で活動を行うことになる。アメリカのABC Records傘下であるProbeと契約しデビュー・アルバムを4日間で制作、アルバム『ソフト・マシーン(原題:The Soft Machine)』で'68年12月にデビューする。アルバム・リリースに伴うツアーを終了後にツアーに疲れたケヴィン・エアーズはバンドを脱退する。スペインのイビサ島に移住したケヴィン・エアーズはソロ・アルバムの制作を行い、翌69年に『おもちゃの歓び(原題:Joy Of A Toy)』でソロ・デビューする。ケヴィン・エアーズはツアーを行うためにマイク・オールドフィールドやデヴィッド・ベッドフォード、ロル・コックスヒル、ミック・フィンチャーといったカンタベリー人脈を迎えた自己のバック・バンド<ザ・ホール・ワールド>を結成する。そして1970年に新作『月に撃つ(原題:Shooting At The Moon)』をリリース、全19公演のヨーロッパ・ツアーを行う。この中で同年7月30日のオランダでのコンサートはラジオ番組の為に収録・放送される。本作はこの放送時の音源によるライヴ・アルバムであり、アンコールを含めてコンサートの模様を完全収録している。
ソフト・マシーンとは異なり、サイケデリックなポップ・サウンドに実験音楽の要素を加味した独特なサウンドは新たなファンを獲得する。
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付>
ケヴィン・エアーズ (vo, g)
マイク・オールドフィールド (b)
ロバート・ワイアット (ds)
デヴィッド・ベッドフォード (kbds)
ロル・コックスヒル (sax, bird whistle, fl)
ゲスト
ブリジット・セント・ジョン (vo)
発売・販売元 提供資料(2026/05/26)