名作『the lost and found』から15年。慈愛に満ちた成熟作『フロール』(2021)、盟友リオーネル・ルエケとの20年越しのコラボ・アルバム『リ-ン・イン』(2023)を経て、自身の音楽的キャリアがひとまわりしたかのような最高のアルバムが完成。『In a Dream』~『the lost and found』期のようなサウンドも随所に感じさせるが、50歳を迎えキャリアの螺旋階段を昇った地点でのサウンドともいえ、その高みは当時を遥かに超えたものとなっている。
本作ではグレッチェンには欠かせないマーク・ジュリアナと今回共同プロデューサーのアラン・ハンプトン、そして
『the lost and found』以来15年ぶりの邂逅となるロバート・グラスパーが主要メンバーとして参加。その他ジェラルド・クレイトン/ミシェル・ンデゲオチェロ/アンバー・ナヴラン&マックス・ブリック(ムーンチャイルド)/ベッカ・スティーヴンス/ジェイコブ・マン等の豪華アーティストたちがフィーチャリング。
全体的には主にムーンチャイルドに代表されるようなネオソウル、アラン・ハンプトンの持ち味であるフォーキー&ジェントルなサウンド、そして『the lost and found』的ワールドともいえるロバート・グラスパーのピアノ/ローズの音色とフレーズが形成する世界、それらがグラデーションのように混ざりあった極上すぎるメロウネス・サウンドが展開されている。
収録曲はロバート・グラスパー、アラン・ハンプトン、アンバー・ナヴラン&マックス・ブリック等との共作もあり、カヴァーはスティーヴィー・ワンダー名作『キー・オブ・ライフ』から「If It's Magic」、ティアーズ・フォー・フィアーズのデビュー作『The Hurtings』から「Mad World」を収録。
日本盤ボーナス曲「If It Was」は東日本大震災チャリティーCD でアラン&グレッチェンが録音した曲だが、2025年1月のLAイートン火災を受けて再構築、ジェラルド・クレイトン&ジョン・クレイトンも参加して新録音したもの。配信のみでリリースされたが今回世界初CD化が実現。
発売・販売元 提供資料(2026/06/10)