90年代ブリストル・サウンドの残響を宿す2026年最新作!
バンド・リーダーTARA CLERKINを中心に、TARAのパートナーのSUNNY-JOE PARADISOS、SUNNYの弟であるPATRICK BENJAMINの3名で構成される英国ブリストルのアヴァン・ポップ・トリオ、TARA CLERKIN TRIO。クラウト・フォーク、現代音楽に、トリップホップの残響、ジャズの意匠が溶け合う独自の音響空間を構築し、TRISH KEENAN在籍時のBROADCASTやSTEREOLABのLAETITIA SADIERらが持つ実験性と端正な旋律美を現代UKならではのDIYな精神性とともに紡ぎ続けています。
2020年の歴史的1ST『TARA CLERKIN TRIO』、2021年作『IN SPRING』と2023年作『ON THE TURNING GROUND』という2作のミニ・アルバムでの実験を経て満を持して放たれる2026年作。
TRISH KEENANがフロントに立ったFAUST、あるいはADRIAN SHERWOODがミキシングを担当した『IF YOU'RE FEELING SINISTER』、もしくはHIGH LLAMASがANDREW WEATHERALLをコー
ヒー係に迎えてWARP RECORDSからフルアルバムをリリースした世界、と形容される本作は、自己喪失や身体の病、都市のジェントリフィケーションといった厳粛なテーマを内包しながら、全40分以上にわたり「どこか良い場所」が立ち現われては消えていく、まさしくアンサンブルを象徴する一作に仕上がりました。
淡々とした呟きと繊細に歌い上げられるメロディが緻密に構築された音響空間を侵食する"SILENTLY"、乾いたギター・リフにぼんやりと霞がかった有機的なアンサンブルがたゆたう"SOMEWHERE GOOD"をはじめ、多調なオルガンと強靭な打楽器の乱舞に、ドローン音を奏でるハーモニウム、アップライトベース、独特の強調が効いた管楽器、アコースティック・ギター、そして静かでありながら力強いキーボードが織りなす音の粒立ちとささくれ立った叙情が満ち満ちる全8曲。90年代ブリストル・サウンドの残響を思わせながら、即興演奏と緻密な変形編集の狭間でインディ・ロックの定型を飛び越え続けています。
もし、ある並行世界(あるいは、私たちが既に生きる運命にある世界のそう遠くない未来)で、人工知能の邪悪な暴走が、説得力のある「オリジナル音楽」の創造に成功し、具体的には、私の個人的な好みを完全に包含する音楽を作り出すことに成功したとしたら――例えば、私の壁に貼られたポスター、よく聴くレコード、他人のために作ったミックステープ、聴覚皮質、扁桃体、海馬、心臓など、解剖台に並べられたあらゆるもののデータを駆使して――その発見の総和に基づいて、すべてを網羅する「完璧なバンド」を生み出すとしたら――私にとって、そのバンドは(少なくとも、まさにタラ・クラーキン・トリオのようなサウンドになるだろう。それは、紛れもなく、例外なく、私が聴きたい音楽なのだ。
―RYAN DAVIS (RYAN DAVIS & THE ROADHOUSE BAND)
発売・販売元 提供資料(2026/06/12)