オルガンとオーケストラが織りなす豊饒な響きをとことん追求
作曲と指揮の両輪で活躍する阿部加奈子による
自作と「オルガン付」の演奏会がCD化
作曲と指揮の両輪で活躍する阿部加奈子を迎え、横浜みなとみらいホールに設置されたパイプオルガン「LUCY(ルーシー)」を前面に打ちだした神奈川フィル特別演奏会のライヴ録音。阿部が書き下ろしたオルガンとオーケストラのための新作「風の睦び」(世界初演)と、サン=サーンスの名曲「オルガン付」を収録しています。オルガンを弾くのは阿部と大学時代の同級生でもあり、ホールオルガニストとして「LUCY」を知り尽くしている近藤岳。阿部は自作演奏ではもちろんのこと、「オルガン付」においても、オルガンを主役としたコンサートであることを加味してオーケストラの音色バランスを絶妙にコントロールしており、オルガンとオーケストラが万全に響きあう壮麗な効果をとことん突き詰めたサウンドが堪能できます。
「風の睦び」は第1章〈薫風〉、第2章〈凪〉、第3章〈風雲〉からなるオルガンとオーケストラのための作品。
〈オルガンは日本語で「風琴」と言い、「睦ぶ」とは「親しく交流する」という意味の古語。本作において私はオルガンを「風」に擬え、時代と共に移り変わる横浜の街(管弦楽)と、それをずっと見守り続ける風(オルガン)との交流をクロノロジカルな3章仕立てで描き出そうと試みた。(阿部加奈子)〉
とあるように、それぞれ太古、歌川広重の「東海道五十三次」、ペリー来航後の近代化をイメージとしながら横浜の風景を描いた音楽です。
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ALTUS
発売・販売元 提供資料(2026/07/10)
<阿部加奈子(あべ・かなこ|指揮/作曲)>
オランダ在住。指揮者、作曲家。東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業後、パリ国立高等音楽院にて日本人初の指揮科学生として学び、オランダのフォンティス総合芸術大学大学院指揮科において修士号を取得。作曲、指揮を多くの著名な音楽家に師事し、ヨーロッパを拠点に国際的な活動を展開している。2005年には現代音楽アンサンブル「ミュルチラテラル」を創設し、その音楽監督として活動。これまでにエクサン・プロヴァンス音楽祭やコヴェントガーデン王立歌劇場、ウィーン芸術週間などでデビューを果たし、日本においては藤原歌劇団による公演でオペラ指揮者としての評価を得ている。また、ストラスブール音楽祭やヴェネツィア国際現代音楽祭などで200曲以上の世界初演を指揮し、近年では作曲活動にも力を注いでいる。フランス・ドーム交響楽団の芸術監督兼音楽監督として活動する傍らアンサンブル・オロチの創設者兼音楽監督も務めている。生来の柔軟な思考から導き出される独創的な解釈と緻密なアプローチ、情熱溢れる演奏は、各地で高い評価を得ている。
<近藤 岳(こんどう・たけし|横浜みなとみらいホール・ホールオルガニスト)>
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学別科オルガン科修了。同大学大学院修士課程音楽研究科(オルガン)修了。2006年文化庁新進芸術家海外研修員としてフランス(パリ)に留学。現在、横浜みなとみらいホール・ホールオルガニスト。東京藝術大学、国立音楽大学 非常勤講師。一社)日本オルガニスト協会会員。
<神奈川フィルハーモニー管弦楽団>
1970年に神奈川県を本拠地とする唯一のプロ・オーケストラとして発足。地域に密着した音楽文化の創造をミッションとして、神奈川県全域をはじめ、全国各地で幅広い活動を続けている。1978年に一般財団法人、2014年には公益財団法人として認定されている。横浜・川崎を中心とする定期演奏会や特別演奏会、県内各地を回る巡回公演などの主催公演を開催。音楽教育にも積極的で、小中学校での音楽鑑賞教室を全国各地で開催し、広い世代に音楽の魅力を伝え、また医療機関や特別支援学校への出張演奏も行っている。1989年神奈川文化賞、2007年NHK地域放送文化賞、横浜文化賞、2022年地域文化功労者表彰をそれぞれ受賞。2020年には創団50周年を迎え、現在、指揮者陣には、音楽監督に沼尻竜典、名誉指揮者に現田茂夫、特別客演指揮者に小泉和裕を擁し、人気・実力ともに益々注目されているオーケストラである。
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発売・販売元 提供資料(2026/07/10)