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The Valued Collection「コンサートホール原盤」復刻シリーズ第3弾 5タイトル

The Valued Collection 「コンサートホール原盤」復刻シリーズ第3弾 

衝撃の音質を披露しました、日本コロムビアとのシリーズ『The Valued Collection「コンサートホール原盤」第1弾&第2弾に引き続き、第3弾の5タイトルを11/8に発売いたします。第3弾の発売に当たりましても、すべて日本コロムビアに厳重に保管されていた音源を使用し、今回の発売のために新規でリマスタリングを施しました。

 

 

2回にわたる発売を通しましてかなりの反響をいただきました。懐かしい音源の単なる復活ではなく、音質面で元々制約がありながらも現代においては最善のマスタリングで蘇るこれらの貴重な音源は、懐古主義的ではなく時代を超えて生き続けることを、今回の再発売を通してお伝えしてゆきたいと考えております。
音質面に関しましても、過去に発売されていた音源との差別化を図っております。バランス等の嗜好性はありますが特にアナログマスター音源に関しましては、明らかに情報量が異なっており、細部まで音が見通せる&情報量の多さに驚かれることと思います。それによりかつて聴いていた盤に対する認識を新たにする発見も、今回の楽しみのひとつです。デジタル音源に関しましても整音することにより、これまでとまた違う音楽的な発見もできるはずです(尚、デジタル音源のマスタリングにはアップコンバート/ダウンコンバート等の処置は行っておらず、情報量の欠落もありません)。
第3弾をご紹介します。ミュンシュのフランクは前回の「田園」の続きです。まさにミュンシュ節を存分に堪能できます。カップリングも元々「田園」の余白曲と同じアルバムに入っていた曲で、この2枚でオリジナル・アルバム3枚分となります。モントゥーのベートーヴェンは定評ある演奏。なぜか別レーベルのLSOとの録音と被る時期であり、音色やニュアンスの違いが興味深い盤です。シューリヒトは今回で5作目の発売。現代でのバッハやヘンデル演奏とはスタイルが異なりますが、かつてはこの解釈がスタンダードでした。シューリヒトらしい音楽の流れが最も堪能できる演奏とも言え、ヘンデルは特に名演として名高い演奏です。リリー・クラウスやマガロフもまた、現在ではそのスタイルは受け継がれているとは言えません。かつて巨人たちがいた時代の貴重な記録です。廃れたスタイルなのでは決してなく、むしろ懐かしがる方が多いはずです。確立した独自のスタイルの極地とも言えましょう。今ではこのような魅力的なピアニストはいなくなってしまいました。レコード再生の芸術は、このような盤にこそ宿っているのではないかと思わせる、素晴らしい演奏です。

マスタリング・エンジニア:毛利篤(第20回日本プロ音楽録音賞最優秀賞受賞(2chステレオ:クラシック部門)エンジニア)

ミュンシュ最晩年の至高のフランクが蘇る!ロシア作品2曲を新規カップリング。

フランク:交響曲、リムスキー=コルサコフ:ロシアの復活祭、歌劇《金鶏》より 序奏と婚礼の行列/ミュンシュ、ロッテルダム・フィル、フランス国立放送管弦楽団

※2013年 最新リマスタリング(日本コロムビア保有のマスター・テープより2013年にデジタル・リマスタング)
※新規ジャケット・デザイン採用
※解説:高橋昭氏、藁科雅美氏

【収録曲】
1.フランク:交響曲 ニ短調
2.リムスキー=コルサコフ:序曲《ロシアの復活祭》 作品36
3.歌劇《金鶏》より 序奏と婚礼の行列
【演奏】
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(1)
フランス国立放送管弦楽団(2,3)
シャルル・ミュンシュ(指揮)
【録音】
1966年(1)、1967年(2,3)

モントゥーの活気溢れるベートーヴェン2曲が、最新リマスタリングで見事に復活!

ベートーヴェン:交響曲第2番、第4番/ピエール・モントゥー、北ドイツ放送交響楽団

※2013年 最新リマスタリング(日本コロムビア保有のマスター・テープより2013年にデジタル・リマスタング)
※新規ジャケット・デザイン採用
※解説:藁科雅美氏

【収録曲】
1.ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 作品36
2.ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
【演奏】
北ドイツ放送交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1959年

シューリヒトの真価が発揮されたバッハ&ヘンデル作品の名演奏。最新リマスタリングで久々の復活!

バッハ:管弦楽組曲第2番&第2番、ヘンデル:合奏協奏曲集/カール・シューリヒト、フランクフルト放送交響楽団、バイエルン放送交響楽団

※MS 24bit Processing 192kHz-24bit最新リマスタリング(日本コロムビア保有のアナログ・マスター・テープより2013年に192kHz/24bitリマスタング)
※新規ジャケット・デザイン採用
※解説:高橋昭氏、宇野功芳氏

【収録曲】
<DISC1>
J.S.バッハ:
1.管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV 1067
2.管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV 1068
<DISC2>
ヘンデル:
3.合奏協奏曲 ヘ長調 作品3の4a  HWV.315
4.合奏協奏曲 ニ短調 作品6の10 HWV.328
5.合奏協奏曲 ハ長調 《アレクサンダーの饗宴》 HWV318
6.合奏協奏曲 イ短調 作品6の4 HWV.322
【演奏】
フランクフルト放送交響楽団(1,2)
バイエルン放送交響楽団(3-6)
カール・シューリヒト (指揮)
【録音】
1961年(1,2)、1961年9月(3-6)、ミュンヘン

天性のモーツァルト弾き、リリー・クラウスによる至福の演奏が新規リマスタリングにより蘇る!

モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番《ジュノーム》、第19番、第26番《戴冠式》、ピアノ・ソナタ第11番 (トルコ行進曲付き)/リリー・クラウス、ヴィクトル・デザルツェンス、ウィーン国立歌劇場管弦楽団

※MS 24bit Processing 192kHz-24bit最新リマスタリング(日本コロムビア保有のアナログ・マスター・テープより2013年に192kHz/24bitリマスタング)
※新規ジャケット・デザイン採用
※解説:久保田慶一氏、大木正純氏

【収録曲】
モーツァルト:
<DISC1>
1.ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271 《ジュノーム》
2.ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331(300i) (トルコ行進曲付き)
<DISC2>
3.ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 K.537 《戴冠式》
4.ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459
【演奏】
リリー・クラウス(ピアノ)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1)
ヴィクトル・デザルツェンス(指揮)(1)
アムステルダム・フィルハーモニー協会管弦楽団(3,4)
ジャンフランコ・リヴォリ(指揮)(3,4)
【録音】
1960年

豊かな音楽性とテクニックを如実に捉えた、マガロフの偉大な遺産。定評あるショパンの名曲の数々。

ショパン名演集/ニキタ・マガロフ、ウィレム・ヴァン・オッテルロー、ハーグ・フィル

※2013年 最新リマスタリング(日本コロムビア保有のマスター・テープより2013年にデジタル・リマスタング)
※新規ジャケット・デザイン採用
※解説:渡辺茂氏、藁科雅美氏

【収録曲】
ショパン:
1.バラード 第4番 ヘ短調 作品52
2.即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36
3.練習曲 第3番 ホ長調 作品10の3 《別れの曲》
4.練習曲 第23番 イ短調 作品25の11 《木枯らし》
5.練習曲 第8番 ヘ長調 作品10の8
6.練習曲 第14番 ヘ短調 作品25の2
7.バラード 第3番 変イ長調 作品47
8.夜想曲 第7番 嬰ハ短調 作品27の1
9.夜想曲 第8番 変ニ長調 作品27の2
10.ロンド ヘ長調 作品5 《マズルカ風》
11.ロンド《クラコヴィアク》 ヘ長調 作品14
【演奏】
ニキタ・マガロフ(ピアノ)
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団(11)
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)(11)
【録音】
1965年

カテゴリ : Classical タワーレコード限定

掲載: 2013年10月03日 12:00