ヴェネツィア国際映画祭で『金獅子賞』に輝いた作品を観よう
3枚買っても3,000円(税抜)のセール対象DVDの中からヴェネツィア国際映画祭で『金獅子賞』に輝いた作品をリストアップ!
これはレバノン戦争の、最初の一日を描いた物語である。カメラはある戦車の中から外には出ず、物語は4人の戦車兵と、彼らがスコープ越しに見る外部の光景とで展開される。その光景とは、炎上する街。砲撃で四散する、敵や味方の兵士たち。犬のように殺されてゆく、女子供や市民たち。安全な戦車内から、無惨な戦場を見守り続ける4人。優柔不断な指揮官のアシ、反抗的なヘルツル、気が弱く引き金も引けない砲撃手のシムリック、臆病な操縦士のイーガル。やがて対戦車弾の直撃を受け、敵中に孤立した彼らの身にも危機がせまる。発狂しそうな恐怖の中、彼らは何とか故障した戦車を修理し、この地獄から脱出しようとするが・・・・・・。
ミッキー・ローク奇跡の復活劇となったこの傑作によって、プロレスというジャンルの持つ極めて特殊な悲哀感、孤独感というものが、これほどまでに劇的で人の心を打つものであったのか、と今更ながら再認識させられた。観客が、各々の人生経験や境遇、日々の生活を抱えながら夢や希望をレスラーに投影させ、自らの想像力で楽しむべきものがプロレスというジャンルなのだとしたら、実は映画というジャンルもまた似たようなものであり、この作品を前にして心揺り動かされないはずがないのである。 intoxicate (C)大西孝法。
1999年ベネチア映画祭 金獅子賞(グランプリ)受賞。遠い遠い空の下、元気でいてね、迎えにいくから。名匠チャン・イーモウが描く、可笑しくて、可愛しくて、圧倒的な感動を与えてくれる、爽やかな涙の感動作。
シャロン・ストーン主演のリメイクなんてものもあった「グロリア」のジョン・カサヴェテス版オリジナルが待望のDVD化! 組織の手から親友の息子を守ってNY中を逃げ回るグロリア。主演ジーナ・ローランズの大股の歩きっぷり、闘犬のような戦いぶりが本当にカッコいい。タフな女の、タフゆえの孤独が滲んだシブい笑顔がいい。6歳の子供さえ〈男〉扱いしてしまう不器用さが、たまらなくいい! bounce (C)中野 聡子!