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〈2016年バイヤーレコメン!〉2016年話題の1枚

 

★2016年バイヤーが選ぶ話題の1枚〈J-POP/J-インディー編〉

RADIO FISH『PERFECT HUMAN』

オリエンタルラジオによる音楽ユニットの“PERFECT HUMAN”を収録したアルバム。これは果たしてお笑いなのか?という問いさえも無化させるほどに突っ切った本作は、結果的にお茶の間に「EDM」を浸透させた形になったのでは。これがあったからPPAPも生まれたのかもしれないですよね。

 

宇多田ヒカル  『Fantome』

8年半の歳月を経て届けられたオリジナル・アルバム。高い完成度を誇る楽曲とサウンドのクオリティ・話題性、どの観点から見ても今年の1枚としてこれ以上相応しい作品はないでしょう。私生活における様々な体験を受け、より深みを増した歌詞の世界観、同期の椎名林檎、新進気鋭のKOHH、小袋成彬(OBKR)とのコラボも聴きどころです。

 

THE YELLOW MONKEY 『砂の塔』

15年振りに再集結したイエモン、待望のシングル。長いブランクを感じさせない期待通りの楽曲にファンも溜飲を下げたこと間違いなし。艶めかしいロック・サウンドはまさにイエモンならでは。今後どのような活躍をしてくれるのか期待感が増すばかりです。

 

 

★2016年バイヤーが選ぶ話題の1枚〈ロック/ポップス編〉

Mose Allison  『スタイリッシュ・ソングス・オブ・モーズ・アリソン 1957~1972』

デヴィッド・ボウイ、プリンス、キース・エマーソン、グレン・フライ、グレッグ・レイク、レナード・コーエン、レオン・ラッセルといったビッグ・アーティストの訃報が相次いだが、モーズ・アリソンの逝去も寂しい。ジャズ~モッズ・シーンまで幅広い活躍を辿ることができる本コンピで改めて偉大さを認識。

 

Guns N' Roses  『アペタイト・フォー・ディストラクション<初回生産限定盤>』

2016年、全米最大規模の音楽フェス、コーチェラ・フェスのステージにアクセル・ローズ、スラッシュ、ダフ・マッケイガンの3人が再び揃い立ち、2017年1月には来日公演も行うガンズ・アンド・ローゼス。アクセルの骨折とか色々ありましたが、これは事件でしょう。というわけで紙ジャケ/SHM-CD仕様でアンコール・プレスされた永遠の名作デビュー・アルバムを聴けば、ロックとは何か?これでしょう感を確かにするはず。

 

The Jesus & Mary Chain  『Psychocandy Live At Barrowlands』

2015年、30周年を迎えた伝説のデビュー・アルバム『Psychocandy』を祝して、本人たちがまさかのデビュー盤再現ライヴ・ツアーを敢行。本当は2015年末に来日するはずだったが、諸事情で2016年初頭に延期された公演も大盛況。グラスゴーで行われた公演を収録した本作はそんなツアーの熱気の一部を追体験できる一枚。終始耳をつんざくノイズまみれの内容にアドレナリンが沸騰すること間違いなし。

 

 

★2016年バイヤーが選ぶ話題の1枚〈ソウル、R&B/ヒップホップ編〉

 A Tribe Called Quest『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユアー・サービス』

18年振り奇跡のニュー・アルバムにしてラスト・アルバム。オープニングから見事な世界観構築。全曲通して聴いてアルバム一枚を楽しむことをあらためて教えてくれる。バスタ・ライムス、ケンドリック・ラマーらがゲスト参加。

 

Bruno Mars   『24K・マジック』

エルヴィス・プレスリー以来となる3年間で5曲の全米1位という大記録や、ゲスト参加したマーク・ロンソン「アップタウン・ファンク」の超ヒットなどを経て、今昔のファンクネスを繋ぐ重要人物となったブルーノ・マーズの最新アルバム。熱いパーティー・チューンはもちろん、胸キュン・バラードも収録。

 

Rihanna 『Anti』

ドレイクとの「Work」は、チリンでありつつ同時にブチ上がるパワーも兼ね備えていて、ディプロがポップ・フィールドに持ち込んだダンスホールを昇華している。シングル曲1曲のみが突出したカラーになる作品もあるが、この盤がそうならないのは、アルバムという大きな器をコントロールする力量がリアーナにあるからだ。

 

 

★2016年バイヤーが選ぶ話題の1枚〈K-POP編〉

Sechskies 『Sechskies 2016 Re-Album (ランダム・バージョン)』

元祖K-POPアイドル、Sechs Kies(Sechs Kies/ジェクスキス)が16年振りに復活!韓国MBCの国民的人気バラエティ番組『無限に挑戦』の特別企画で奇跡の再結成を果たした6人組が、彼らのヒット曲を新たにレコーディングした復帰作をYG Entertainmentよりリリース!

 

Hyukoh 『20』

サマーソニック2016にも出演し、大きな話題をさらった韓国の4人組ロック・バンド=hyukoh(ヒョゴ)。K-POPの枠を飛び越え洋楽ロックとして聴いて欲しい。日本では入手不可能だったアルバムで、韓国でも入手困難となっている2作品『20』『22』を、トイズファクトリーからライセンス・リリース。

 

Sultan Of The Disco 『オリエンタルディスコ特急』

アジア発ソウル&ファンク&ディスコ・バンド、スルタン・オブ・ザ・ディスコ日本デビュー・アルバム。初の日本語楽曲となる同リード曲の日本語詞を手掛けたのは、氣志團の綾小路 翔!そのほかバンドが自ら選曲し、今回のリリースに向けて新たなミックスとマスタリングを施した韓国盤既発曲も収録。

 

★2016年バイヤーが選ぶ話題の1枚〈クラブ編〉

 KYGO『Cloud Nine』

ジャスティン・ビーバーに代表されるポップ・ソングはもちろんのこと、アンダーグラウンドなエレクトロニック・ミュージックにも浸透したトロピカル・ハウス。そのムーヴメントの立役者になったカイゴが放ったデビュー・アルバムは、北欧出身とは思えぬリゾート感だけでなく楽曲能力の高さも証明。今後の活躍も楽しみなアーティストだ。

 

 Gigi Masin『WIND』

イタリアの名アンビエント・プロデューサー、ジジ・マシンが1986年に発表した幻のファースト・アルバムをSUBURBIA RECORDSが復刻。今年はSUBURBIA RECORDSの〈Good Mellows〉シリーズによってチルアウト・サウンドへの注目が高まると同時に、アンビエント/バレアリック系の発掘も進んだ中で、本作はその決定打といもいえる。

 

 Aphex Twin『Cheetah EP』

Twitter公式アカウントで謎の投稿やリリース前に各所へ広告を配布したりと、サプライズを幾つも張り巡らせた後、突如発表されたEP。ほとんど市場に出回らなかったという機材Cheetah ms800を用いた作品で、いつも通りのメロディとビートを披露している。若干12歳の少年ライアン・ワイアー君をPVの監督に起用してしまうリチャード、自由すぎ!

 

 

★2016年バイヤーが選ぶ話題の1枚〈ジャズ編〉

上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト『Spark』

全米ビルボード・ジャズ・チャート初登場1位。総合ジャズ・チャートに加えて、トラディショナル・ジャズ部門でも首位を獲得。同部門で1位を獲得したのは日本人アーティストとして初という快挙。世界を駆けるピアニスト、上原ひろみの通算10枚目のリーダー作。2017年3月発売予定の矢野顕子との共演作も待たれる。

 

Robert Glasper Experiment  『ArtScience』

ジャズ、ファンク、ソウル、ロック、ヒップホップ、ブルース、ディスコ、エレクトロニック、そしてポップスまで、幅広いサウンドが何層にも展開している挑戦作の登場。アートとは?サイエンスとは?芸術と科学というものを大げさに考えるのではなく、相互に絡み合っている様を音にして楽しんでいるかのようだ。

 

Norah Jones 『Day Breaks』

デビュー・アルバム以来15年振りのピアノ弾き語りは“回帰”と表現されるが、本人としてはそれは手段であり今の表現なのだろう。ジャズ・ファンとしては、ウェイン・ショーター、ドクター・ロニー・スミス、ジョン・パティトゥッチの参加、ホレス・シルヴァー、デューク・エリントンのカヴァーが収録されているのも嬉しい。

 

カテゴリ : キャンペーン

掲載: 2016年12月27日 11:00