“MELODIYA”より復活~シチェドリン:「カルメン組曲」他
1960年代、ロジェストヴェンスキーがボリショイ劇場管を指揮したシチェドリンの「カルメン組曲」が、本家MELODIYAレーベルより復活CD化。ビゼーの原曲からド派手な編曲を行ったもので、一種、異様なオーケストレーション、作品の構造が、とにかく楽しい作品。ロジェストヴェンスキーのハイテンションな指揮、この当時ならではの名門オケによる緊張感いっぱいのパフォーマンスが魅力的です。作品が作品だけに好悪が分かれるかもしれませんが、旧ソヴィエト時代の貴重な遺産にて、ご傾聴ください。なお、カップリングとして、ジュライチス指揮によるバレエ「せむしの仔馬」からの組曲を収録。