“ロッカーズ”は永遠に不滅(やんちゃ)です!by MURO
Rockers30周年、MURO40歳、Island51周年。
ROCKERS REVENGE 2010 mixed by MURO(KING OF DIGGIN')
2009年、マイティ・クラウンのCOJIEと共にミックスした『Dig On Summer』に続く、本格レゲエ・ミックスが登場!
MURO40歳にして活動25周年の記念作として、映画史上に“レゲエ”というキーワードを太字で残した傑作『ロッカーズ』誕生30周年を祝し、ロッカーズの時代(70年代後半)のクール&ホットなレゲエをミックス。あたかも1本の映画のように聴かせる、という初の試みで、レゲエ・ミュージックへの深い愛情と鋭い選曲眼が光る、KING of DIGGIN'ならではの逸品に仕上がった!
KING OF DIGGIN'=MUROが選ぶ、REGGAE ALBUM聴くなら、この10枚!!
【アイランドを聴くなら、この5枚】
レゲエ映画の元祖!と言えばコレ!映画もそうだが、サントラも隙がないくらい素晴らしい!ジャケも完璧!さらにHIP・Oから出たリマスターのDX盤には“当時の時代背景”がわかるコンピが付いていて、タイトル曲の男女デュエットも聴ける! “バイク・ジャケ”とくればコレでしょう!その『CB200』も最高にヤーディーだが、続く『Bionic Dread』も今回使った“Unchained”オケの「Ragnampiza」他、巻き舌炸裂の同路線の傑作!そう、ヤツこそペリーも認めたダブ・オーガナイザー! この眠~い眼893的なルックスに不釣合いな甘~い歌声、そして後ろ髪を引かれるよなメロディ…玉乱です!数あるリー・ペリー仕事の中でも軽く10傑に入る名盤。そして、2枚組のデラックス盤には、別ヴァージョン、ダブなどテンコ盛り。 『War Ina~』は全曲パーフェクト!な奇跡のような歌物アルバム。これが嫌いなレゲエ・ファンなんているのだろうか!ってくらい…。リー・ペリー/アップセッターズらしいサウンドなのだが、何よりも楽曲として完成度が高いものばかり。『Reconstruction』も是非! 映画『ロッカーズ』の主役=ホースマウスがバンドに参加していた…ということ抜きにレゲエの歴史上かなりの上位にある、ジャック・ルビー制作によるヘヴィー級の傑作。先の映画自体、スピアーの存在があって企画されたようなもの。そのダブ盤も究極!【コンピ、リミックス、ミックスCDを聴くなら、この5枚】
手前味噌ですが、これは今も聴いてるし、去年も「1番良かったです!」とファンからよく言われるので。オフィシャルのレゲエ・ミックスは初でしたが、かなり楽しみながらやれました。COJIE君もMixの説得力の凄さにもヤラれて欲しいですし。サブ・タイトルに2009とありますが、それが賞味期限ってことではないですよ!と言うか、一生聴けますので是非! その『DIG ON SUMMER~』からアーリー・レゲエを掘り下げたいという人には間違いなくこのシリーズをオススメ!特にこのVol.2のデラックス版でのリイシューCDには、COJIE君と盛り上がったものでした。アナログLPにはなかった“B面曲”のバーナス12曲に、さらに24曲入りのディスク2が付いていて、何気にリイシューCDコレクターの僕も大満足! ルーツ全盛の70年代には、同じヴァージョンの後半にDeeJayが入るヤーディー・スタイルを定着させ、80年代には僕も現場で散々お世話になった「Love Has Found It's Way」(デニス・ブラウン)や「Someone Loves You Honey」(J.C.ロッジ)といったラヴァーズも流行らせたグレイテスト・レーベルのコンピ。他にも名作コンピを出してますが、ビギナーにはまずコレを! 『Rockers Revenge 2010』の元となったサウンドのひとつがコレ。ロッカーズ・ビートを生んだスライ&ロビーから映画『ロッカーズ』で主演を張ったトドラマー=ホースマウスなど、当時の凄腕ミュージシャンと凄腕プロデューサー&ミキサーによるウルトラ・ヘヴィー級のカッコ良過ぎるレゲエ!世界中のヒップホップ・クリエイターからも注目される理由は聴けばわかります。 ここ最近ではベストと言い切れる素晴らしさ!モータウン時代のマイケル、ジャクソン5の音源がこんなに素直にレゲエになるなんて!と驚かれる人も多いことでしょう。僕もリミキサーとして、ヴォーカルのピッチを変にいじったり、不自然に改良してまで躍らせる、ということはしない性分なのですが、これは故人が聴いても納得するのでは?というくらいナチュラルです。DUB盤も最高です!