大野雄二のフュージョン名作『フル・コース』が初CD化
『愛は地球を救う』『生命潮流』に続く、大野雄二の初CD化第3弾は、かねてより待ち望まれていた名作『フル・コース』。
1980年代の香り強いクールなフュージョン・サウンドは、今だからこそ聴かれるべきもの。大野雄二のディスコグラフィーの中でも他に類を見ない、バンドによる本格的なフュージョン作品で、全曲を大野雄二自身が作・編曲。まさに当時の大野サウンドの“フル・コース”といった内容。
大野雄二を中心としたフュージョン・テイストのバンド、ユー&エクスプロージョン・バンド名義での本作は、編成的にはきわめて小さく、サックスやストリングス、ブラスは入っておらず、5人のメンバーのみで演奏されている。そういった意味では、非常にバンドとしてのサウンド構築に重きを置いている傾向が強いアルバムである。
深夜ラジオ音楽番組のテーマ曲にもなったM1「Route 246」、アジムスを髣髴とさせるM4「Lollipop Train」、レゲエ・タッチのM7「Michy's Walk」など、その洗練されたサウンドは、1980年代初頭の日本のお洒落志向の文化の空気の中であるからこそ生まれたと言ってもいい傑作です!
今回のリイシューにあたり、リマスタリングは大野雄二の旧作から新作まで一任されているFLAIRの川崎洋が担当!