【千円生活】やけのはら セレクション
“これ以上の無い超ミラクルなコラボが実現”と今話題!
2011年でレーベル設立15周年を迎えた米・西海岸の<Stones Throw>は、ヒップホップ・レーベルとしてスタートし、現在はジャンルレスで良質なアーティストの宝庫となり、世界中の音楽ファンに愛されるまでになった最強インディ・レーベル。この<Stones Throw>とスペシャル企画ミックスCDでコラボするのが、日本で今最も面白い活動をみせているやけのはら。今回はこのミラクル・コラボで音楽シーンを賑わす、やけのはらのセレクションをお届けします。
【やけのはらが選ぶ輸入盤千円生活】
Mr. Scruff 『Keep It Unreal』
出来そう(な、気がする)だけど、なかなか出来ない(ような気がする)、絶妙な塩梅にファニーでユーモラスなブレイクビーツ(&モア)、99年作。いやらしくない歌心のあるサンプリング使い、音響や編集テクで聞かそうとしない所、が、古いも新しいもなく今聞いても良いな~と思えるツボでしょうか?
The Orb 『UF.Orb』
幻想的な響きのシンセサイザーに意外とマッシブなビート、サウンドエフェクト、ダブ、その他諸々を混ぜ込んで……。ドヨ~ンとしすぎない、ポップな風通しとサイケさのバランス感覚が絶妙。
YMO 『Solid State Survivor』
後聞きの世代なのでなかなか感想を言いづらいのですが…、まず基本的にコンセプトの斬新さに、ミュージシャン・シップに支えられた曲自体の良さが凄いなと。何度聞いても、色んな角度からの聞きようによって様々なアイデアやセンスの再発見があります。
A Tribe Called Quest 『Love Movement』
出た当時、「テクノ?」って感じのソリッドでハイファイな音の響きに驚いたのですが、先日たまたま聞き返した時、初聴時と同じ用にソリッドでハイファイな響きに驚きました。あまりにも洗練されたグルーヴは今も色あせず。
D'Angelo 『Voodoo』
汚れた感じなのに立体感のある独特の音像に、間の中の細かいグルーブを丹念に捕まえたようなリズム感、濃厚に官能的かつ何故か澄んだ感じの、あのムード。初めて聞いたときは驚きました。
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【バイオ】
2003年エレクトロ・ヒップホップユニット、アルファベッツでアルバム『なれのはてな』リリース。その後、イルリメ、サイプレス上野とロベルト吉野、『ピューと吹く!ジャガー』ドラマCD等、50作を超える作品に参加。NHK~SSTV番組の楽曲制作も手掛ける。DJとしても、『RAW LIFE』、『SENSE OF WONDER』、『ボロフェスタ』などの数々のイベントや、日本中の多数のパーティーに出演。MIX CDも多数発表している。近年では、バンド"younGSounds”にサンプラー~ボーカルで参加。09年9月、七尾旅人_やけのはら「Rollin' Rollin'」を、2010年夏、ラップアルバム「THIS NIGHT IS STILL YOUNG」をリリース。