70年代傑作アルゼンチン・ボサノヴァ・アルバムが限定再プレス
1973年にアルゼンチンで制作された、ボサノヴァ・アルバムの傑作が遂に国内盤で登場!ギタリストのセバスチャン・タパジョス、女性シンガーのマリア・ナザレス、そしてベーシスト兼ヴォーカリストのアルナルド・エンリケスという、3人が紡ぎ出す、極上のボサノヴァの数々。時にエレガントで、時にアグレッシヴなその歌と演奏は、そうと知らなければ誰もが本場ブラジル産と勘違いしてしまう程のクオリティを誇ります。2004年にアルゼンチンで正規再発されましたが、近年では入手が困難に。しかしこの度、遂に日本盤が登場。しかもセバスチャン・タパジョスの世界初CD化となる音源3曲が追加収録。これは、1977年にアルゼンチンの“APF”レーベルから発売されたタパジョスのソロ・アルバムからの収録で、1曲は女性スキャット物、2曲はタパジョスのギターをフィーチャーしたインスト・ナンバーです。特に女性スキャットものの「Heloisa」は聴きもので、スキャットはクレジットされていないものの、恐らくエローイーサ・ラソではないかと思われます。もちろん本編である12曲はどれも相変わらず素晴らしい出来映え。ボサノヴァのスタンダード5曲を、淀みない流れのメドレーとして歌い上げた1曲目に始まり、一時期はジョイスの「フェミニーナ」などと並ぶブラジル系のキラー・トラックとして一世を風靡した4曲目「Sambachiana」などなど、その魅力はいまだに色褪せません。