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実力派ピアニスト、田部京子によるブラームスの後期ピアノ作品集

田部京子

ブラームスのなかでも後期作品は、音数が極端に少なくなり、ひとつひとつの音符の読み解き・表現を極限まで研き澄ませることが要求される難曲ですが、まさにこの点こそが田部の最大の美質であり、それを生かした素晴らしい演奏が繰り広げられています。その特徴は、これらの作品が持つ寂寥感や内省感を十二分に表現しつつ、そこに溺れるようなことのない表現で、純音楽的な美しさをも湛えた実に見事なものです。
また、アルバムの最後に置かれた「主題と変奏」は、名高いメロディーで知られる弦楽六重奏曲第1番第2楽章をブラームス自身がピアノ曲に編曲したもの。録音の少ないこの佳品の決定盤となることは間違いありません。
田部は、日本音楽コンクールで最年少一位となった際もブラームスを弾いたように、従来よりブラームスを得意としてきましたが、これまでまとまった形での演奏や録音には恵まれてきませんでした。まさにファン待望のアルバムであり、田部の新たなスタートとして大きな注目をあつめることでしょう。

【曲目】
1-6. ブラームス:6つのピアノ小品 Op.118
7-9. ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
10-13. ブラームス:4つのピアノ小品 Op.119
15. 主題と変奏 Op.18(原曲:弦楽六重奏曲第1番より第2楽章)
【演奏】
田部京子(ピアノ)
【録音】
2011年8月22,23,25日 上野学園石橋メモリアルホール

 

田部京子

<インストア・イベント決定>
2012年2月11日;15:00スタート(予定)
渋谷店、6Fイベントスペースにて、ミニ・コンサート&サイン会


※イベントに関する情報は、こちら>>>
※詳細は変更されることがございますので、予めご了承ください。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2011年12月19日 12:08

更新: 2011年12月19日 12:30