フィラデルフィアの偉才フィメールMC、ステフ・ポケッツ最新作
MELLOW HIP HOPシーンをリードする、通産5作目のオリジナル・アルバム
力強いラガマフィンのスキルと、ヒップホップ新世代によるタイトなフロウ、フィラデルフィアという土壌で培われたソウルフルな唄声を武器にまさに唯一無二の存在としてシーンに異彩を放っているフィメール・ラッパー/プロデューサーとして、現在進行形のブラック・ミュージック/カルチャーを体現するステフ・ポケッツ。
いわゆる他のヒップホップ・アーティスト群が唱えるリリックとは異なり、ファミリーや友人、恋人等自分の大切にする者達に向け、決して飾らない“等身大の女性”としてのパフォーマンスが魅力のひとつでもあるアーティスト。長めのドレッドに小柄な体型というある種キャッチーなキャラクターとは反し、一度マイクを握るとストロング・スタイルなフロウを披露する他のラッパーとは一線を画すパフォーマー。日本との関わりも深く、過去AIへの楽曲提供をはじめカルカヤマコトとの共作、藤原ヒロシ氏による限定Remixアナログをリリースし評判を得る。また2011年にはVolta Mastersの新作にも参加。
そして、前作『フレンド』から約3年振りとなるニュー・アルバムでは、聴く者が常に抱える悩み、不安、困難などステフ自身も全く同じ経験をし、が故にこのアルバムを聴くことでそれらの悩みを解決できるようポジティブなメッセージを込めることに注力したという。サウンド面では彼女のデビュー・アルバム『My Crew Deep』の発展的音作りになったとのこと。
人は誰かを愛したり、何かを慈しむ時、その命が永遠に続いてほしいと願うもの。
私は今も、そしてこの先も永遠に家族、友人、音楽、そして私の人生を愛している。
このアルバムはどんなことも可能である世界へとあなたをいざなっていく。
夢を抱き、希望を持って、挑戦し、もし失敗してもまた挑戦すればよいのだ。
自分が今持っているものを楽しみ、満足していないことがあればそれを変えていき、
自分が望むものをつかみ取るのだ。
私は今でも変わらずここにいるし、これからもずっと永遠にここにいる。
― Steph Pockets ―
掲載: 2012年01月14日 15:45
更新: 2012年01月14日 15:50