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4人組ガールズ・バンド“赤い公園”デビュー作の<白盤>発売決定

【タワレコメン】注目の4人組ガールズ・バンド“赤い公園”



2010年に結成されインディシーンでじわじわ話題を集め、数々のイベントに出演。ライヴ会場限定販売の自主制作CDが1日で120枚を売上げるなど、急速にファンが増え続ける中、満を持して初の全国流通となる音源をリリース。2月に発売された彼女たちのひりひりした部分を収録した<黒盤>に続き5月にきらきらした<白盤>をリリース。彼女たちのライヴで味わえるある種の居心地の悪さを味わうにはもってこいのデビュー盤。どちらも今の赤い公園。引き出しは無限大。

 





■赤い公園のメンバーによる連載コラム「お気に入りリレー」!

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2012年 第2弾のタワレコメンに選ばれた、赤い公園。
メンバー4人が交代で気に入っているモノを紹介する短期集中連載。赤い公園のお気に入りレースタート。第2回目の“お気に入り”を紹介してくれるのは ...Drs./Cho.歌川菜穂です。

第4回目の“お気に入り”を紹介してくれるのは ...gt/cho津野米咲です!
そして今回で最終回!


line 赤い公園はじめまして。
赤い公園で、ギターを弾いてます、津野米咲と申します。
つのまいさって読みます。
これから、どうぞよろしくお願い致します。

私はツナ缶にはまっております。
マカロニとの相性グッドです。
料理が好きではないのですが、ツナの儚さを目の前にすると、何とかしてやらねば、
と思います。
日々奮闘です。ツナと共に。
野菜嫌いな私もツナをぶち込めば多少いけます。
凄まじい量のツナをぶち込めば…いけ…ま…s…

将来ペットを飼ったら、ツナって名前つけます。嘘です。





【第3回目】Ba.藤本ひかり
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ベーン!(こんにちは!)
ぼんぼぼん!(ベースの藤本です!)

私の最近のマイブームは、
コリラックマです!白いくまです!
きっと目と目があったら
それは恋の始まりです。

ストレスで毎日なんだか憂うつな方
分かっていてもイライラしてしまう方
人肌恋しい方(温かくはないです)
是非一家に一匹いかがですか?
きっとあなたを癒してくれるはずです!

ベーン!

次回はお待ちかねの
津野先生です(・ω・)人(・ω・)

ありがとうございましたー!




【第2回目】Dr./Cho.歌川菜穂
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はじめまして!ドラムの歌川菜穂です。

私の最近のマイブームは、iPhoneのアプリの「スヌーピーストリート」です。

これは、お金を集めてお店を建てて、スヌーピーとチャーリーブラウン達の街を作っていくという簡単なゲームです。

チャーリーブラウン達が英語で喋るのがかわいいんです(*´Д`*)
街も、お店も、スヌーピーの仕草も、いちいち可愛くてキュンポイント満載です!

飽き性なそこのあなた、私がまったく飽きないので大丈夫です。

とにかくやってみて下さい!確か無料なので!

説明下手でごめんなさい。
では。歌川でしたっっ!どろん



【第1回目】Vox./Key.佐藤千明
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みなさん、カムサハムニダ!


私の最近のマイブームは、
漫画のちはやふるです。

初めて読んだときは、
自分のデカすぎる身長のことなど、一瞬忘れてしまうくらい衝撃をうけました。

 

主人公の千早含む、初心者だらけのカルタ部が、
世界一を目指して奮闘するお話です。

登場人物たちの血の滲むような努力、カルタを通して結ばれていく友情、ひたむきな恋心に胸をうたれずにはいられません。

カルタっとかちょい地味っしょまじでワラ

なんて思ってる方、
騙されたと思って一度読んでみてください!
まじオモロイんで!(急にチャラい)


そしてストーリーや内容はもちろん、
一人一人のキャラクターが本当に魅力的で素敵です!推せます。


一度手にとって読んでしまえば、
最近メールを返してくれないあの人や、気がないのに思わせ振りなことしてくるあいつのことより、
ちはやふるのことで頭がいっぱいになります。(なにがあった)


そんな漫画、星のように触れられない君へ…あっ間違えた、

ちはやふる

すごくオススメです!
以上、私、佐藤千明のマイブームでした!

 




■赤い公園インタビュー
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轟音が、ふわり。メロディを、ぐさり。
ロックとポップの次元が、ひっくり返る。

 すごく興奮している。これから彼女たちの音楽が、大きく響き渡っていくことに。筆者が赤い公園と出会ったのは、1年前。きっかけは、現在の担当ディレクターが上気した表情で「立川にすごいバンドがいるんです!」と聴かせてくれた1曲のデモ音源だった。楽曲のタイトルは、“透明”。出口の見えない静寂と漆黒に包まれたトンネルの中を、凛然と踏み込んでいく足音のように反響する、エレキギターの弦を叩く音。そこにあえて感情の色を排したようなモノクロのヴォーカル、確かに鳴っている鼓動を確かめるようにギターの反響と折り重なっていくキック、ささやかな緊張感を走らせるノイズを含んだベース・ラインが入ってくる。少しずつ熱を帯びていくアンサンブルとともに繰り返される、たったひとつの歌メロ。このメロディが、すばらしい。汚れに触れることを拒み続ける少女の純真と、あらゆる淀みを吸い取り、飲み込み、包み込む美しき母性が融和したような、決して誰にも侵すことができない聖域としてのメロディ。そして、ラスト・セクションで一気に解放される衝動的なアンサンブルとヴォーカル。そのカタルシスに赤い公園というバンドの得体の知れない凄みを体感する。“透明”の衝撃に駆り立てられ、後日ライヴを観に行くと、ステージの上で白い衣装をまとった4人の女の子が、ふわりと舞いながら、轟音を放ち、ひとつとして同じタイプのない楽曲を体現していた。とらわれなき感性をもってオルタナのはるか先まで飛び越えてしまったサウンドと、誰の足跡もついていないポップ・ミュージックの地平に着地した歌の在り方。その演奏の迫力と音楽的求心力にあらためて驚かされ、確信めいた予感を覚えた。彼女たち、赤い公園が、まったく新しいロック・バンドの風景を見せてくれると。このバンドは、世代や時代の枠組みで語ることはできない。そう思った。


 2010年1月、東京は立川にある同じ高校に通っていた佐藤千明(Vox./Key.)、津野米咲(Gt./Cho.)、藤本ひかり(Ba.)、歌川菜穂(Drs./Cho.)が集い赤い公園は結成された。津野はほかの3人の1学年上の先輩で、藤本と歌川とは軽音部の後輩という関係だった。当初は藤本と歌川がコピー・バンドを組んでいて、ヴォーカルが抜けたことから、藤本が友人だった佐藤を誘った。佐藤はバンド経験こそなかったが、以前から唄うことが好きでボイトレに通っていた時期もあったという。無事に佐藤が加入したものの今度はライヴ直前にギターが脱退してしまい、藤本はダメ元で軽音部の「憧れの先輩」だった津野にヘルプを願った。家庭の事情で大阪に引っ越す予定だった津野は、期間限定の条件付きでバンドに加入。しかし、現在もすべての楽曲のコンポーズを担う津野が記念に作った2曲のオリジナル曲が、4人の運命を大きく変えることになる。

「まず、この4人でオリジナル曲を鳴らすことがすごく楽しかったんです。グルーヴって言うんですかね? ブオッ!ってひとつになる感じがあって(笑)。その感触は、それまで組んでいたバンドでは感じたことがない特別なものでした。赤い公園では、まず私が曲を書いて、それぞれの楽器のフレーズまで考えて、それを3人に渡して味付けしてもらうんですけど。この3人は、自分が描いた音が思い通りに伝わるとは言えないんです。でも、それがすごく楽しい。伝わり切らないもどかしさがなければ、赤い公園である意味はないと思ってます。メンバーそれぞれの理解力や技術力の差が、ことごとくおもしろい方向に向かう。私は何をするにしても、おもしろくないのがいちばんヤなんです。でも、このバンドは心からおもしろいと思う。3人も私と同じように楽しんでくれている実感がある。だから、私は大阪に行くのをやめて彼女たちとバンドを続けることを選んだんです」(津野)


 以降、赤い公園というバンド名を掲げた彼女たちは、地元・立川にあるホームグラウンドのライヴハウス「BABEL」を中心にライヴ活動を行い、それと平行してオリジナル曲を増やしていった。

 津野が創造する楽曲は、彼女の言葉を借りれば、最高におもしろい。実に希有なソングライターであり、コンポーザーだ。楽曲の構成、コードの動き、歌メロの当て方。五感をフル活用し、そこから導かれた言葉をヒントとして投げ、リスナーのイマジネーションをもって像を結ばせる歌詞。そして、その楽曲を轟かし、突き刺す、奔放かつスリリングな4人のプレイヤビリティ。すべてがあらゆるセオリーから解き放たれている。

「いい音楽を聴いたときもそうだし、日本語をきれいに使う人を見つけたときもそうだし、このお茶の味は渋いなって感じるときもそうだし(笑)、私は日常で吸収した様々なことをゴチャ混ぜにして、変形させて、自分なりの理論で組み立てて音楽にしているんだと思います。もともと泣きのコード進行オタクだし、歌はポップであるべきだと思っているので。ポップな部分はどの曲にも自然と滲み出ていると思いますね」(津野)

「私は赤い公園の曲を唄っていて、自分がいままで目を逸らしてきたものと素の状態で向き合えるような感覚があって。目を逸らしたまま“楽しいな”って生きるのもいいと思うけど、それ以上の大事にしたいと思う何かを赤い公園の曲では見ることができるというか。自分の唄い方のニュアンスでいろんな表現ができる曲ばかりだし、曲を消化するのが難しければ難しいほど楽しいと思ってます」(佐藤)

「私が人に自慢できるのは、米咲が作った曲をこの4人で演奏できることで。しかも、それを爆音で鳴らしても許されるのが最高だなって。“いいだろ!?”って思います(笑)。たまに曲によって音量の触れ幅が大きすぎるとも言われるんですけど、そうじゃないとおもしろくないと思うし、エフェクターを使う意味もないと思うんですよね」(藤本)

「ドラムを叩いていて、右手があっち行ったり、こっち行ったり大変なんですけど(笑)、いつの間にかふつうの8ビートじゃ満足できなくなっていて。このバンドは自分をそのまま出せるし、隠さずにいられる。逆に自分が嘘をついていたらすぐにバレてしまうバンドであり、曲だと思います。だから、さっきちーちゃん(佐藤)が言ったように、自分と向き合う時間が多いし、どんどん成長できる場所だと思ってます」(歌川)


 10月に敢行したカナダツアーを経て、ライヴ・パフォーマンスにおいても、制作においても、バンドの成長と進化の速度はさらに加速している。メジャー・デビュー盤となる本作『透明なのか黒なのか』は、「黒盤」と位置づけられ、前述した“透明”や比肩なきダイナミズムが咆哮するM1の“塊”、佐藤が作詞を手がけた“副流煙”など、エモーショナル面を押し出した5曲が収録されている。さらに5月には赤い公園のポップ・サイドを照らす「白盤」(タイトル未定)のリリースを予定している。この2枚をもって、赤い公園の第一声は完結する。

「私たちの音楽をリスナーにどう受け取られてもいいと思ってます。それを意識しないという意識すらせず自由でありたいですね。それは、自分たちが鳴らしたい音楽を貫くという意志が揺るがないからこそ、言えることでもあります」(津野)

 ようこそ、赤い公園の音楽世界へ。彼女たちが、ロックとポップの次元をひっくり返す——。


text by.三宅正一






赤い公園 プロフィール
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Vo./Key. 佐藤千明 1993.1.14
Gt./ Cho. 津野米咲 1991.10.2
Ba.藤本ひかり 1992.10.31
Drs./Cho. 歌川菜穂 1992.8.28

女子4人による“ポストポップバンド”。高校の軽音楽部の先輩後輩として出会い、佐藤、藤本、歌川の3名によるコピーバンドにサポートギターとして津野が加入。そのままズルズルと現在に至る。2010年1月4日(月)結成。2011年1月自主制作デモ音源「はじめまして」発売。2011年3月自主制作ミニ・アルバム「ブレーメンとあるく」発売。立川BABELを拠点に、2011年10月にはカナダツアー「Next Music from TOKYO vol.3」に参加。世界に片足つっこみ中。2012年2月ミニ・アルバム「透明なのか黒なのか」でEMIミュージック・ジャパンからメジャー・デビュー。2月19日にEMI ROCKS 2012(さいたまスーパーアリーナ)に出演。4月6日にはリリース記念公演が渋谷WWW(ゲスト:NATSUMEN)で決定している。

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 新世代なう

掲載: 2012年01月25日 09:45

更新: 2012年03月21日 12:22