タワレコ・オリジナル企画盤~“エクセレント・コレクション”シリーズ第2弾
タワーレコード・オリジナル企画盤 新シリーズ 「エクセレント・コレクション」に早くも第2弾が登場!
EMI×TOWER RECORDS~“Excellent Collection”
第2回発売;全5タイトル
5/11(金)リリース
企画・販売:TOWER RECORDS
制作:株式会社 EMIミュージック・ジャパン
株式会社 EMIミュージック・ジャパンとの新シリーズに、早くも第2弾が登場します。3 月にリリースしました好評第1弾(ザンデルリンクのベートーヴェン:交響曲全集ほか)に引き続き、今回も5/11に5タイトルを発売いたします。
日本初発売のアンドレ・プレヴィンによる渾身のショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バビ・ヤール」はアナログ末期の優秀録音としても知られるレア盤。なお、合唱指揮はリチャード・ヒコックス!
そして2012年生誕100年のイーゴル・マルケヴィチが、今や伝説となった1970年の来日時に日本フィルとスタジオ録音を行った「魔法使いの弟子」他管弦楽曲集は貴重なリハーサル風景付きです(なんと30分以上!)。
続いてパリ管の最盛期とも言える1969年に録音されたセルジュ・ボドによる「展覧会の絵」。この曲のパリ管による稀少な録音として知られています。
ピアノでは、生命力に溢れた演奏であり、尚且つ透徹した響きでリスナーを魅了し続けたアニー・フィッシャーによる珠玉のモーツァルト:ピアノ協奏曲集が、2011年12月にUNIVERSAL「Vintage Collection」でのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番の興奮が冷めやらぬなか、ラインナップ。まさに人類の遺産と言える3枚組です。
最後に古き良き時代の名盤・定盤として知られるミシェル・デボストと名手ジェラール・ジャリらによるフランス弦楽三重奏団が共演したモーツァルト:フルート四重奏曲は、特にお客様からの再発リクエストが多かったアイテムで久々の復刻となります。今回も個性的な注目作が目白押しです。
※シリーズ、第1弾は、コチラからチェック>>>。
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番《バビ・ヤール》/アンドレ・プレヴィン
[QIAG-50084]
【収録曲】
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番《バビ・ヤール》
【演奏】
ディミテール・ペトコフ(バス)
アンドレ・プレヴィン(指揮) ロンドン交響楽団&合唱団
リチャード・ヒコックス(合唱指揮)
【録音】
1979年7月5&6日 Kingsway Hall, London
アナログ末期の名録音として知られるプレヴィン渾身の「バビ・ヤール」
この「バビ・ヤール」は、1979年にロンドン響首席指揮者を辞任したプレヴィンが最期のシーズンに取り上げた大曲。1979年7月1日にコンサートが行われ、かなりの評判を得た後を受けてレコーディングが敢行されました。7月2日から録音されたドビュッシー:「映像」はEMI初のデジタル録音として当時話題になりましたが、この「バビ・ヤール」ではあえて従来のアナログ録音が採用されています。1981年に海外でのみLPが発売されて以降、末期のアナログ録音という稀少性と優秀な録音、そして演奏の壮大さにより、オーディオ・ファンを始め一部のリスナーには垂涎のLPとして有名でした。輸入盤CDではかつて一時期のみ発売されておりましたが、今回いよいよ国内盤として初めて発売いたします。
※ 日本初発売
※ 歌詞対訳付き
※ LP初出時のオリジナル・ジャケットを使用
※ 英EMIのデジタル・マスター使用
魔法使いの弟子[管弦楽名演集]/マルケヴィチ、日本フィル
[QIAG-50085]
【収録曲】
1.デュカス:魔法使いの弟子
2.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第2 組曲
3.プロコフィエフ:交響曲第1 番ニ長調 作品25 「古典交響曲」
4.ラヴェル:ラ・ヴァルス
5.デュカス:魔法使いの弟子(リハーサル風景)
【演奏】
イーゴル・マルケヴィチ(指揮) 日本フィルハーモー交響楽団
【録音】
1970年5月18~20日 世田谷区民会館
1970年来日時の日フィルとの貴重な記録である日本制作による伝説の名盤が蘇生。生誕100周年記念盤
マルケヴィチは都合5度も日本フィルに客演をし、そのいずれも日本の聴衆に深い感銘を与えました。この1970年来日時は4度目に当たり、それまでの深い絆の基にレコーディングを行いました。このときの録音では、1951年にEMIに録音したときと同じ曲目を彼が選択しているのには意図があったと思われます(1951年時には同時に有名な「春の祭典」も録音された)。LP発売時には付いていなかった「魔法使いの弟子」の30分以上にもわたるリハーサル風景(対訳は未収録)を今回カップリングとして収録。マルケヴィチの肉声とその特徴ある音楽作りを垣間見ることができる稀少な記録です。生誕100周年記念盤としてこの貴重な共演盤を今回発売いたします。
※ リハーサル風景付き
ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵、ラヴェル:マ・メール・ロワ/セルジュ・ボド、パリ管弦楽団
[QIAG-50086]
【収録曲】
1.ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
2.ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」
【演奏】
セルジュ・ボド(指揮) パリ管弦楽団
【録音】
1969年2月14&19 日(1)、7月3,4&12日(2) Salle Wagram, Paris
パリ管の稀少な「展覧会の絵」。全盛期の黄金の響きをボドが流麗にコントロール
実は生粋のフランス人の指揮者とオケによるラヴェル編の「展覧会の絵」の録音はあまりありません。名門パリ音楽院管はクリュタンスとのmono盤、ヴァンデルノートとの1960年頃のコマンド盤、そしてパリ管の録音に至ってはこの1969年のボドとの録音のみ(スタジオ録音として)。この時期までのフランス・オケ独特の響きを有した音は意外と聴けないのです。特に管楽器のソロが多数登場するこの曲においては、オケの響きは重要。バソンやオーボエ、ホルンの響きはこの時代ならではのものでサックス(恐らくデュファイエ)も秀逸。結成後まだあまり年数が経過していないこの時期のパリ管の音は現在では正に失われた響きと言えるでしょう。
ミュンシュの死後パリ管の常任指揮者として活躍していた、当時40歳代前半の溌剌としたボドの指揮も聴き所のひとつです。
※ LP初出時のオリジナル・ジャケットを使用
※ フランスEMIのデジタル・マスター使用
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20,21,22,23,24,27番/アニー・フィッシャー
[QIAG-50087/89(3CD)]
【収録曲】
モーツァルト:
1.ピアノ協奏曲第20番
2.ピアノ協奏曲第23番
3.ピアノ協奏曲第21番
4.ピアノ協奏曲第22番
5.ピアノ協奏曲第24番
6.ピアノ協奏曲第27番
【演奏】
アニー・フィッシャー(ピアノ)
サー・エイドリアン・ボールト(指揮) フィルハーモニア管弦楽団(1,2)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮) フィルハーモニア管弦楽団(3,4)
エフレム・クルツ(指揮) ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(5,6)
【録音】
1959年2月13~15日,4月22日(1,2)
1958年2月28日,3月1,10日(3)
1958年3月1,2&10日(4)
1966年5月14,16,17,20&24日(5,6) 以上 No.1 Studio, Abbey Road, London
名女流が聴かせる生命力に溢れた格調高いモーツァルト
ハンガリーの名女流ピアニスト、アニー・フィッシャーによるこのモーツァルトのピアノ協奏曲録音は、40歳代半ばから50歳過ぎの間に録音されたもの。アルバムとしてはなぜかこれら3枚だけ残された貴重な録音です。当時から今に至るまでその一切の妥協を廃した彼女の音作りは、未来にわたり残っていく言わば人類の遺産と言っても過言ではない出来。指揮者がバラバラでも、その解釈は一貫しています。LP時代にはそれぞれ1度しか発売されず、CDになってからも発売の機会は1度だけでした。今回、その珠玉とも言える彼女の繊細かつ品性溢れるモーツァルトを、初めてまとめたセットとして発売いたします。
※ ステレオ録音
※ LP初出時のオリジナル・ジャケットを使用(ブックレット含む)
※ 英EMIのデジタル・マスター使用
モーツァルト:フルート四重奏曲全曲/ミシェル・デボスト、フランス弦楽三重奏団
[QIAG-50090]
【収録曲】
モーツァルト:フルート四重奏曲集第1~第4番
【演奏】
ミシェル・デボスト(フルート)
フランス弦楽三重奏団
(ジェラール・ジャリ(ヴァイオリン)、セルジュ・コロ(ヴィオラ)、ミシェル・トゥルニエ(チェロ))
【録音】
1967年前後
名盤として永遠に君臨するデボスト珠玉のモーツァルト
パリ音楽院管弦楽団時代から、パリ管の創設期を経て1989年まで首席奏者を務めたフランスを代表するフルーティスト、デボストの至芸と言うべき名盤の復活です。録音当時30歳代前半であり、当時はランパルが一歩抜きん出ていた存在であったとは言え、このデボストの音に魅力を感じ続けている方は数多いでしょう。事実、国内盤CDでは1990年に発売以来なぜか再発されていませんでしたが、再発売のリクエストが絶えない人気の盤でした。現在でも人々を魅了するこの名盤を、今回満を持して発売いたします。
※ フランスEMIのデジタル・マスター使用