スラッシャー待望、ミュニシパル・ウェイスト新作

ヴァージニア州リッチモンド出身のスラッシャー、ミュニシパル・ウェイストのNuclear Blast移籍第1弾。DRI、スイサイダル・テンデンシーズ、コロージョン・オブ・コンフォーミティー、ニュークリア・アソルトなど80～90年代のスラッシュ・メタル、クロスオーヴァー・メタルに強く影響を受けた、独自のパーティ・メタル・サウンドが高い評価を受けている彼ら。

待望の新作『The Fatal Feast』でも、そのお祭りスラッシュ・メタルは健在どころか、より一層の狂乱の渦を巻き起こす。しかも収録曲16曲に対して収録時間は37分という潔さ！！人間の持つモラルのジレンマをタイトル・トラックで蹴り飛ばしているのはもちろんのこと、毒された人間性を皮肉にあふれた歌詞で歌うのも健在。そのユーモアと毒が混在した歌詞の世界への評価は今回も非常に高い！

今回初めてバンド以外のメンバーをゲストに迎えている点も注目。スティーヴ・ムーア（aka ゾンビ）がタイトル・トラックとスペイシーな「Waste in Space」でクレジットされているほか、ニュークリア・アソルトのシンガー、ジョン・コネリーが「Unholy Abductor」に参加、またリッチモンドの伝説的パンク・アウトフィット、アヴェイルのシンガー、ティム・バリーが「Standards and Practices」に乱入している。アートを担当しているのはジャスティン・オズボーン（Slasher Design）。