ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ・シリーズ
ジョージ・ウィンストン・プロデュースのダンシング・キャット・レコードより注目の5タイトルが登場!
ハワイアン・スラック・キー(キーホーアル)は、実に世界のアコースティック・ギターの壮大な伝統の一つです。スティール・ギターとは違い、まだハワイ諸島の外ではあまり知られていないギター奏法でもあります。そのスラック・キーは心と魂を通じて演奏し、ハワイのビビッドでトロピカルなイメージを普遍的なフィーリングで伝えます。
スラック・キーのルーツは1830年にハワイアン・カウボーイ(paniolo)の養牛の手助けに来たスパニッシュとメキシカン・カウボーイが初めて島にギターを導入した時にさかのぼります。ハワイアンはすぐにそのギターを採用し、彼らの音楽にマッチするように、さまざな独創的なチューニングを生みだしました。スラック・キーの特徴は、ギターの弦をスタンダードのチューニングからオープン・チューニング(弦を緩ませる。)にし、親指でベースを演奏しながら、他の指でメロディーを演奏することです。スラック・キー・ギタリストはリズミカルなフィンガー・ピック・スタイルの演奏で、時にはフラのダンスや歌を伴います。ギターのチューニングは歌手のボイス・レンジ(音域)に合わせてチューニングします。
スラック・キーの伝統は今でも成長と進化をし続け、現代のアーティストも自分のスタイルを開発する中で、何世代にも渡り受け継いだテクニックと、チューニングを守り続けています。
今までのレコーディングでは、あまりアンサンブルの中心にならなかったスラック・キー・ギターですが、ダンシング・キャット・レコードの「ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスター・シリーズ」によって、ハワイアン音楽シーンの中心的な存在になりました。そうして、ケオラ・ビーマー、サニー・チリングワース、シンディ・コームズ、レッドワード・カアパナ、デニス・カマカヒ、ジョージ・カフモク・ジュニア、モーゼス・カフモク、レイ・カーネ、オジー・コタニ、ジョージ・クオ、レナード・クワン、ブラ・パヒヌィやシリル・パヒヌィたちなど、ハワイの名ギタリストの演奏をお届けします。
これらのアーティストたちは独自のレパートリーとテクニックを披露するため、多数のアルバムのレコーディングを行いました。その一部では、彼らのリッチなハワイアンボーカルとギターソロも楽しめ、その上、アルバム一枚一枚に演奏家たちそれぞれ独自のスタイルが楽しめます。今でもマスターたちの手によって、スラック・キーギターはソロ楽器として進化し続けています。
キーホーアルの素晴しい世界にご招待します。
ジョージ・ウィンストン
ケオラ・ビーマ、オジー・コタニ、シリル・パヒヌィなどハワイを代表するスラック・キー・ギタープレーヤーによる至福のクリスマス・アルバム。
日本でも人気の高い、ハワイを代表するスラック・キー・ギタリスト、レイ・カーネによる名盤をリマスタリング。ハワイを代表するお別れの歌「ハワイイ・アロハ」、ヒット曲「モーニング・デュー」、そして多くのミュージシャンにカヴァーされているオリジナル曲「プナヘレ」など充実した選曲。
ハワイアン・ミュージックを代表する伝説のギタリスト、サニー・チリングワースによる名盤をリマスタリング。ハワイの優しき風の様な、美しいギターとジェントルなヴォーカルが聴き所の一枚。「ヒイラベ」「プア・リリレフア」「ワイ・ウル」など地元で愛されている曲ばかりを収録。
ハワイを代表するギタリスト、ケオラ・ビーマーのハワイアン・アルバム。母なるハワイの大地から届いた、限りなく優しいギターの響きが美しい一枚。その優しいギターサウンドは、"ドリーム・ギター"と形容される素晴しさ!
スラック・キー・ギターの名手シリル・パヒヌイと、アコースティック・スティール・ギターの名手ボブ・ブロッズマンのデュオCD。「ヒロ・エ」「ワイ・ウル」「ワイアラエ」などハワイアンの名曲を時にエキサイティングに、時にしっとりと、ヴァラエティー豊かに届ける一枚。ジョージ・ウィンストン・プロデュース作品。
カテゴリ : 予約
掲載: 2012年04月23日 16:11