注目アイテム詳細

1977年5月、ウィーン国立歌劇場に戻ったカラヤンによる「フィガロの結婚」

カラヤン

 

ウィーン国立歌劇場に戻ったカラヤンの「フィガロの結婚」!
ステレオ・ライブ!
1977年5月、カラヤンは1964年にウィーン国立歌劇場の音楽監督を辞任してから始めてウィーンのピットに戻り、5月8、12、15日にヴェルディ「トロヴァトーレ」を、5月10、14、18日にモーツァルト「フィガロの結婚」を、そして5月13、16、20日にプッチーニ「ボエーム」を上演、鮮やかに復帰を果たしました。このCDには5月10日の「フィガロの結婚」が収録されています。カラヤンは1972年から1976年までの毎夏ザルツブルク音楽祭で「フィガロの結婚」を上演、このウィーン復帰にはザルツブルクでのジャン=ピエール・ポネル演出の舞台を持ち込んでいます。キャストもザルツブルクでの上演で歌った人が多く起用されており、例えばジョゼ・ヴァン・ダム、トム・クラウゼ、ゾルターン・ケレメンは1972年から、ジャヌ・ベルビエは1973年から、フレデリカ・フォン・シュターデは1974年から高い頻度で出演、当然カラヤンの意図を十分に理解した歌を繰り広げています。その一方で、スザンナにウィーンで大ブレイクしたイレアナ・コトルバスを投入、そして伯爵夫人にアンナ・トモワ=シントウ、バルバリーナにジャネット・ペリーとカラヤン御贔屓のソプラノを起用して、ますます豪華な布陣になっています。ORFによる録音で、もちろんステレオ。カラヤン復帰に沸くウィーンの聴衆の熱狂も込みでお楽しみいただけます。

 

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」全曲
【演奏】
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs フィガロ)
イレアナ・コトルバス(S スザンナ)
アンナ・トモワ=シントウ(S 伯爵夫人)
トム・クラウゼ(Br アルマヴィーヴァ伯爵)
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms ケルビーノ)
ジュール・バスタン(Bs バルトロ)
ジャヌ・ベルビエ(M:マルツェリーナ)
ハインツ・ツェドニク(T ドン・バジーリオ)
クルト・エクヴィルツ(T ドン・クルツィオ)
ゾルターン・ケレメン(Bs アントーニオ)
ジャネット・ペリー(S バルバリーナ,第1の娘)
ヘルミーネ・ザイドゥラ(S 第2の娘)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
【録音】
録音:1977年5月10日、ウィーン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2012年05月03日 11:21

更新: 2012年05月03日 11:30