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シュティリアルテ音楽祭のアーノンクール~今回はCD+DVD仕様でリリース

アーノンクール

 

“シュティリアルテ音楽祭[Styriarte Festival Edition]”より恒例となったアーノンクールのライヴ音源が商品化。本盤は、2011年7月2日の演奏によるスメタナの「売られた花嫁」。3枚のCD+DVD付きで、DVDの収録内容も興味津々。

 

アーノンクール 

【曲目】
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」(ドイツ語)
【演奏】
アーノンクール(指揮)、ヨーロッパ室内管弦楽団、アーノルド・シェーンベルク合唱団
アントン・シャリンガー(クルシナ:バリトン)
エリーザベト・クルマン(ルドミラ:メゾ・ソプラノ)
ドロテア・レシュマン(マリー:ソプラノ)
平野 和(ミーハ:バス)
エリーザベト・フォン・マグヌス(ハータ:メゾ・ソプラノ)
マルクス・シェーファー(ヴァシェク:テノール)
クルト・シュトライト(イェニーク:テノール)
ルーベン・ドローレ(ケツァル:バス)
演出・照明:フィリップ・アーノンクール
【収録】
2011年7月2日、シュティリアルテ音楽祭(オーストリア、グラーツ)

ヘルムート・リスト・ホール(Helmut-List-Halle)でのライヴ録音を収録。
3枚のCDでは、曲間の拍手やライヴ特有のノイズなどを処理し音質の向上を図っています。
[CD.1] 第1幕 - 60分
[CD.2] 第2幕 - 48分
[CD.3] 第3幕 - 63分

※DVDには、歌劇の全曲演奏映像と特典映像が収録されています。
[FILM.1]
CDのトラックと同じトラックで区切られた演奏会のライヴ映像(約180分)
[FILM.2]
メイキング映像(リハーサルとコメント)を収録した映像(約16分)
[仕様他]
NTSC 、地域コード:ALL、ステレオ、画像フォーマット:16:9、カラー
※字幕はドイツ語と英語
※解説書は、ドイツ語と英語。英語の対訳と演奏会の写真、演奏家の紹介を含む212ページで構成されています。

【シュティリアルテ音楽祭】
シュティリアルテは、オーストリアのシュタイアマルク州の州都グラーツを中心に開催される夏の音楽祭で、「styriarte」は、シュタイアマルクを表すラテン語の「styria」と、芸術を意味するイタリア語「arte」を組み合わせた造語です。

・その歴史
1985年に創立されたシュティリアルテ音楽祭(以下、シュティリアルテ)は、ヨハン・セバスティアン・バッハをフィーチャーして開催され、その後モンテヴェルディ、ハイドン、シューベルト、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーンといった個々の作曲家に焦点を当てて開催されてきました。1992年からは「夏の夜の夢」、「空間と響き」、「断片とつながり」、「神話の足跡」、「とにかくクラシックに!」といったテーマを探求してきました。そして1998/9年には「失楽園?」「教えておくれ、愛よ」のテーマで、壮大なシリーズが新たに始められ、2003年のテーマ「音楽の力」とともに締めくくられました。その後さらに、テーマとして社会の根源的説明モデルを問いかけることを始め、2004年の「時から時へ」、「官能」(2005年)、「ようやく幸せに」(2006年)へと続きます。その後「ヨーロッパ」(2007年)、「水に」(2008年)、「人間の尊厳」(2009年)のテーマで開催されました。また、2010年は「祖国」をテーマとし、とりわけオーストリア人にとっての祖国に焦点を当てて音楽祭が開催されています。2011年には、音楽における「易しいことは難しい」というテーマを取り上げました。2012年にはシュティリアルテは「家族の人間模様」の解明を試みます。

・背景
シュティリアルテは、当初は先駆的指揮者ニコラウス・アーノンクールと彼の故郷であるグラーツとを密接に結び付けるために創設されました。アーノンクールの卓越した芸術観こそが彼自身を世界的なスターに作り上げたといえますが、シュティリアルテにおけるコンサートやイベントもアーノンクールの芸術観に則って企画されています。今日のシュティリアルテは私たちに受け継がれていながらも長きにわたり忘れ去られていた多様な音楽遺産の再発見を可能にしてくれ、また古楽、あるいは中世からロマン派時代に至る音楽作品への多彩かつ刺激的なアプローチを反映しています。

・演奏家たち
ニコラウス・アーノンクールに導かれた独創的な古楽演奏アンサンブルであるコンツェントゥス・ムジクス・ウィーンと並び、非常にダイナミックな演奏をすることで知られるヨーロッパ室内管弦楽団がシュティリアルテの主要なアンサンブル団体となっています。また、ジョルディ・サヴァール、モザイク・カルテット、アルモニコ・トリブート・アウストリア、イル・ジャルディーノ・アルモニコなど、当代一流の古楽演奏家たちも常連の演奏家です。(以上、ホームページより)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2012年05月17日 20:22

更新: 2012年05月18日 13:30