「ポリーニ・パースペクティヴ2012」【KAJIMOTO公演情報】
「ポリーニ・パースペクティヴ2012」
10月~11月に予定しております「ポリーニ・パースペクティヴ2012」につきまして、出演者の健康上の理由でチケット発売を長期間延し、ご心配、ご迷惑をおかけしておりましたが、一部公演内容を変更し、下記のように公演を行うこととなりました。発売日も下記の通りです。
ポリーニ氏は万全の態勢で、東京での「ポリーニ・パースペクティヴ」を行いたいと意欲を見せております。どうぞご期待下さい。
現代最高のピアニストは前進をやめない。透徹したピアノによって、ベートーヴェンと現代作曲家に通じるものが立ち現れる驚異の体験を!
【公演日・プログラム】
10月23日(火)19時 サントリーホール
●ベートーヴェン―― マンゾーニ
マンゾーニ:Il Rumore del tempo
-ヴィオラ、クラリネット、打楽器、ソプラノとピアノのための
[ルツェルン・フェスティバル委嘱作品・日本初演]
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ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 op.53 「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 op.54
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」
出演: マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)・・・*ベートーヴェン:ソナタのみ
ニコラス・オッジ(ピアノ)・・・*マンゾーニ作品のみ
クリストフ・デジャルダン(ヴィオラ)
アラン・ダミアン(クラリネット)
ダニエル・チャンポリーニ(打楽器)
チョー・ジョー(ソプラノ)
11月2日(金)19時 サントリーホール
●ベートーヴェン―― シュトックハウゼン
シュトックハウゼン:ピアノ曲VII
ピアノ曲IX
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ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 op.78 「テレーゼ」
ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 op.79
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 op.81a 「告別」
ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 op.90
出演: マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
11月7日(水)19時 サントリーホール
●ベートーヴェン―― ラッヘンマン
ラッヘンマン:弦楽四重奏曲第3番 「グリド(叫び)」
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ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101
ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 op.106 「ハンマークラヴィーア」
出演: マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
ジャック四重奏団
11月13日(火)19時 サントリーホール
●ベートーヴェン―― シャリーノ
シャリーノ: 謝肉祭 第10番「震えるままに」
第11番「雨の部屋」
第12番「弦のない琴」
[ルツェルン・フェスティバル委嘱作品・日本初演]
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ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
出演: マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)・・・*ベートーヴェン:ソナタのみ
ダニエレ・ポリーニ(ピアノ)・・・*シャリーノ作品のみ
クラングフォーラム・ウィーン(室内アンサンブル)
シュトゥットガルト・ニュー・ヴォーカル・ソロイスツ(声楽アンサンブル)
ティート・チェッケリーニ(指揮)
[室内楽公演]
*室内楽公演は、当初よりマウリツィオ・ポリーニの出演は予定されておりません
10月24日(水)19時 サントリーホール ブルーローズ
マンゾーニ: Entrata a tre - クラリネット、打楽器とヴィオラのための(世界初演)
マンゾーニ: An die Music -声楽とフルートのための (日本初演)
マンゾーニ: Percorso GG -クラリネットとCDのための (日本初演)
マンゾーニ: Voci-弦楽四重奏のための(日本初演)
ラッヘンマン: Trio fluido -クラリネット、ヴィオラ、打楽器のための
マンゾーニ: Oltre la Soglia-声楽と弦楽四重奏のための (日本初演)
出演: クリストフ・デジャルダン(ヴィオラ)
アラン・ダミアン(クラリネット)
ダニエル・チャンポリーニ(打楽器)
チョー・ジョー(ソプラノ)
工藤 重典(フルート)
亀井 庸州、多井 智紀、辺見 康孝、安田 貴裕(弦楽四重奏)
[室内楽公演]
11月14日(水)19時 サントリーホール ブルーローズ
シャリーノ: 12のマドリガル -ア・カペラのための(日本初演)
出演: シュトゥットガルト・ニュー・ヴォーカル・ソロイスツ(声楽アンサンブル)
【チケットのお申込み】
「カジモト・イープラス会員限定先行受付」は、こちら>>>
7月18日(水)12時 ~ 22日(日)18時
「一般発売」は、こちら>>>
7月29日(日)10時~
【プロフィール】
マウリツィオ・ポリーニという名は、この上なく卓越したキャリアや、ある男の、世界中で誰もが知る演奏家のストーリーを喚起するだろう。そしてそれは聴衆やあらゆるジャンルや世代の批評家たちから絶賛されている。40年以上にわたり、ヨーロッパ、アメリカ、日本などの主要ホールで演奏を繰り広げ、あらゆる重要な指揮者やオーケストラと共演してきた。
これまでに数々の国際的な賞を受賞、1987年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉賞、1995年ザルツブルク州ゴールド勲章、1996年ミュンヘンでエルンスト・フォン・シーメンス賞、1999年ヴェネツィアでアルトゥール・ルービンシュタイン賞、2000年ミラノでアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ国際賞、2010年日本で高松宮殿下記念世界文化賞をそれぞれ受賞している。
1995年には、東京で開かれた「ピエール・ブーレーズ・フェスティバル」のオープニングに携わったほか、ザルツブルク音楽祭で「ポリーニ・プロジェクト(Progetto Pollini)」を開催し、様々な時代や異なるスタイルの作品を一緒に組み込んだプログラムを披露した。そして、その哲学に基づいた新しい形のツィクルスを1996年から2006年にかけて展開、ニューヨークのカーネギーホール(1999-2000年シーズンおよび2000-01年シーズン)、パリのシテ・ド・ラ・ムジークと東京(2002年)、ローマのパルコ・デッラ・ムジカ(2003年)では室内楽やオーケストラ曲も取り入れたプロジェクトが絶賛、ジェズアルドやモンテヴェルディの音楽にもポリーニが強い関心を抱いていることを示した。また、2004年夏にはルツェルン・フェスティバルの“アーティスト・エトワール”を務め、リサイタルのほか、アバドやブーレーズが指揮するルツェルン祝祭管弦楽団と共演した。その後、さらに新しいツィクルスが考案され、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院(2008年)、パリのシテ・ド・ラ・ムジークとミラノ・スカラ座(2009年)で披露された。
ポリーニのレパートリーはJ.S.バッハから現代作曲家(マンゾーニ、ノーノ、シャリーノの作品の初演を含む)にわたり、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏は、ベルリン、ミュンヘン、ミラノ、ニューヨーク、ロンドン、ウィーン、パリで行なわれた。
録音も数多く、古典派、ロマン派、現代の多岐にわたるレパートリーを収め、それらは数々の国際的な賞に輝いている。その中でも、シェーンベルクのピアノ作品全集、ベルク、ヴェーベルン、マンゾーニ、ノーノ、ブーレーズらの作品集は、彼の20世紀音楽に対する大きな情熱を抱いていることを表明している。また、「ショパン:夜想曲集」は聴衆や批評家を熱狂させ、2006年にはドイツのエコー賞、フランスのショク賞、ヴィクトワール・ド・ラ・ムジーク賞、ディアパゾン賞、2007年にはグラミー賞最優秀器楽ソロ奏者部門やイタリアのディスコ・ドーロ賞を受賞した。そのほかには、ウィーン・フィルを弾き振りした「モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番/第24番」「モーツァルト:同第17番/第21番」、ショパンに捧げた「ショパン・アルバム」などがある。最新の録音は、2011年秋にCDおよびDVDでリリースされたティーレマン指揮ドレスデン・シュターツカペレとの共演による「ブラームス:ピアノ協奏曲第1番」。また、2012年1月には、3枚組のベスト盤「ザ・アート・オブ・マウリツィオ・ポリーニ」がドイツ・グラモフォンからリリースされた。