「ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの芸術」追悼記念盤
「ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの芸術」追悼記念盤
深いロマンティックな叙情と繊細な感受性。
20世紀後半を代表するバリトン、フィッシャー=ディースカウの魅力を凝縮した2枚組です。古典から現代に至る幅広いレパートリーをもち、表現力や歌詞への理解などで高い評価を得た正に唯一無二の大歌手でした。
【収録内容】
【CD1】
シューベルト:『音楽に寄せてD.547』『ミューズの子D.764』『君はわが憩いD.776』『セレナードD.957-4』『緑の中の歌D.917』『好きな色D.795-16』『かじかみD.911-4』『辻音楽師D.911-24』『メロドラマ「別れ-美しきこの世よさらば」D.829』~ジェラルド・ムーア(P)《録音》1969~1972年
J・S・バッハ:『カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV.82より第1曲アリア~カール・リステンパルト(指揮) 管弦楽団《録音》1951年
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりアリア「あな、君失せぬ」』
モーツァルト:『歌劇「魔笛」よりアリア「私は鳥刺し」』~フェレンツ・フリッチャイ(指揮) ベルリン放送交響楽団《録音》1956年
ブラームス:『野にひとりいてOp.86-2』~イェルク・デムス(P)《録音》1958年
リスト:『それはすばらしいことに違いないS.314』~ダニエル・バレンボイム(P)《録音》1979年
R・シュトラウス:『セレナードOp.17-2』~ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)《録音》1981年
ヴォルフ:『隠棲』~スヴャトスラフ・リヒテル(P)《録音》1973年
ワーグナー:『歌劇「タンホイザー」より「宵星の歌」』~オットー・ゲルデス(指揮) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団《録音》1968年
ワーグナー:『楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「にわとこが何とやわらかく」』~オイゲン・ヨッフム(指揮) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団《録音》1976年
R・シュトラウス:『歌劇「アラベラ」より「伯爵さま・・・古い戦友として」』~ヨゼフ・カイルベルト(指揮) バイエルン州立管弦楽団《録音》1963年
【CD2】
マーラー:『「リュッケルトによる5つの詩」より「真夜中に」「私はやわらかな香りをかいだ」「私の歌をのぞき見しないで」「私はこの世に忘れられ」』~カール・ベーム(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団《録音》1963年
シューマン:『歌曲集「詩人の恋」Op.48(全曲)』~イェルク・デムス(P)《録音》1965年ブラームス:『エオルスの竪琴に寄せてOp.19-5』『月夜』~イェルク・デムス(P)《録音》1967年
ヴォルフ:『皆様方にセレナードをお贈りすべく』『どんな歌を歌ってあげたらいいだろう』~ヘルタ・クルスト(P)《録音》1950年
ドビュッシー:『洞窟』『マンドリン』~カール・エンゲル(P)《録音》1959年
シェック:『追悼の辞Op.20-14』~マルグリット・ウェーバー(P)《録音》1958年
オルフ:『「カルミナ・ブラーナ」より「胸のうちは、抑えようもない」』~フェレンツ・フリッチャイ(指揮) ベルリン放送交響楽団《録音》1949年
F=ディースカウ、わが人生を語る(一部) 《録音》1963年
以上、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
※フィッシャー=ディースカウ~“追悼ページ”は、こちらになります。
※国内盤企画~『ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ~アンコール・プレス』
戦後最大といわれた偉大なるバリトン歌手、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ氏が2012年5月18日にミュンヘン近郊の自宅で86歳で逝去しました。
1925年ベルリン生まれ。芸術的雰囲気に包まれた豊かな家庭で育ち、早くからその非凡なる才能を開花させました。戦後本格的に歌手として活躍するようになった彼は、フルトヴェングラーをはじめとする多くの音楽家と共演し世界中で称賛されました。リート、オペラ、宗教曲など声楽の全ての分野で非凡なる才能を示し、とりわけシューベルトやシューマンをはじめとするドイツ・リートの世界は数々の素晴らしい名盤を遺しました。数々の名盤の中から9タイトルをアンコール・プレスいたします。