結成25周年~エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエルによる最新ライヴ
ニケ&コンセール・スピリチュエル!
ゴセックの弟子カテルの音楽悲劇“セミラミス”!
知られざるフランスのトラジェディ・リリックがここに蘇る!
歴史に埋もれたフランスのトラジェディ・リリック(抒情悲劇、音楽悲劇)の復興に情熱を注ぎ、2012年で結成25周年を迎えたエルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエル。数々の古楽革命を起こしてきた名コンビが取り上げるトラジェディ・リリックは、シャルル=シモン・カテルの「セミラミス」!
パリでゴセックから作曲を学び、フランス革命が起きた際には国民軍の軍楽隊の一員となり、作曲、音楽指導に携わったという経歴を持つカテル。18世紀のトラジェディ・リリックの伝統、形式が用いられた1802年にパリ・オペラ座で初演されたカテルの「セミラミス」は、フランスにおける“ルイ16世の時代”のスタイルから“19世紀のグランド・オペラ”への転換期、作風の変遷を示す貴重なオペラである。その後、パリ音楽院での権力闘争に巻き込まれ、第一線を退くことになるカテルだが、ニケ&コンセール・スピリチュエルによってフランス・オペラの転換期に残した功績が再び評価される時が来た!
【曲目】
カテル:音楽悲劇《セミラミス》
【演奏】
エルヴェ・ニケ(指揮)
コンセール・スピリチュエル
マリア・リッカルダ・ヴェッセリンク(メゾ・ソプラノ)
ガブリエラ・フィリポネ(ソプラノ)
マティアス・ヴィダル(テノール)
ニコラ・クルジャル(バス)
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(バス)
ニコラ・メール(テノール)
【録音】
2011年11月25日、オペラ・ベルリオーズ・ル・コルム(モンペリエ;ライヴ)