豪快にして華麗、アクション・サントラ最高峰『ダイヤモンドの犬たち』CD化!
ついに、アクション映画サントラ、最終兵器登場、といわんばかりの痛快な大傑作『ダイヤモンドの犬たち』がフランスで気を吐く新興コレクターズ・レーベルのミュージック・ボックス・レコーズから発売される。
音楽は、シャンソン界の大御所シャルル・アズナヴールのアレンジャーとしても知られた、ジョルジュ・ガルヴァランツ。60年代より、ヨーロッパ発の作品を中心にアクション映画のサントラも多く手がけていたのだが、そのほとんどは日本で紹介されることなく、ほぼ唯一、といっていいぐらい、本格的な日本での紹介となっていたのが、この『ダイヤモンドの犬たち』である。
砂漠を舞台に、善悪入り乱れての犯罪アクションと化す、まさにワイルドな一作であった本作だが、ガルヴァランツのサウンドは、大味で豪快なオーケストラのアクション・サウンドと思わせて、その中に細やかに美しいフレーズをおりこんで、まさに畳み掛ける形で展開するメインテーマに、あまりにも美しく可憐なメロディを次第にドラマチックに盛り上げていく「愛のテーマ」を軸に、ある意味、当時のサウンドトラックのオーソドックスな形状を踏襲しながら、その中で、大人のアクション・サントラとでもいうべき、極上の娯楽映画サウンドを贅沢に聴かせるのである。
なお、本作『ダイヤモンドの犬たち』は、「ディスク・コレクション サウンドトラック」の500タイトル中に<娯楽アクション>の名盤の一枚として選出。
70年代を中心に、スケールの大きなアクション映画のサントラと呼べるであろう名盤群を関連盤にて紹介しておきます。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2013年04月19日 15:28