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竹中直人監督作、平田薫出演『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』

竹中直人監督の新境地、女性の「ひみつ」を優しくもやるせない映像で見つめる

自縄自縛の私

「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作、蛭田亜紗子の同名小説(新潮社刊)の映画化。選考委員、唯川恵、山本文緒、角田光代に絶賛され、多くの読者の共感を呼んだこの小説を手がける監督は竹中直人。一見、意表を突くコラボレーションだが、これまでも飄々とした映像筆致のなかにセンシティヴな感性を見せてきた竹中監督は本作で、細やかでみずみずしい、言ってみればフェミニンな資質=潜在能力を見事開花させて、唯一無二の新境地に到達している。
『自縛、自分で自分の身体を縛ること。』
異色の題材だが、そこから見えてくるのはこれまで男性主導で描かれてきた官能の世界とはまるで違う、パーソナルなエロティシズムの発露だ。「禁断」というセンセーショナルな文句よりも、「ひみつ」という言葉がしっくりくる、ひとりの女性の心の奥が綴られていく。
主演は「アヒルと鴨のコインロッカー」「るろうに剣心」などの映画をはじめ、ドラマ、舞台で活躍する新進の女優、平田薫。主題歌はLOVE PSYCHEDELICOが本作のために「No Reason」を書きおろした。

竹中直人監督からコメント動画が来たのですが・・・爆笑必死です・・・→動画を視聴する 予告編はこちら→動画を視聴する

  【ブルーレイ】    【DVD】

【特典映像】
・メイキング
・予告編集

【音声特典】
・本編オーディオコメンタリー:竹中監督×平田薫×綾部祐二(ピース)

 

<ストーリー>
この世には、ありとあらゆる性格の、ありとあらゆる性癖をもった人間がいる。
この物語は、この世で最も厄介な人間の欲望が、つたのように絡まった物語である。
OLの百合亜(平田薫)は、奴隷のようなサービス残業、部下からのいじめなど蓄積されるばかりのストレスを解放する手段として、自縛を密かな趣味としてあたためてきた。ブログ経由で知り合った「運命のひと」との出逢いから、次第に大胆な冒険を重ねてゆく…。
「女による女のためのR-18文学賞」とは…
2001年にスタートした新潮社主催の公募新人文学賞。文字通り、女性が執筆したものを女性独自の観点から女性編集者が選考し、女性作家が大賞・読者賞を決定する文学賞。これまで吉川トリコ、宮木あや子、窪美澄などの人気作家が輩出。

<キャスト/スタッフ>
平田薫、安藤政信、綾部祐二(ピース)、津田寛治 ほか

監督:竹中直人

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 映画

掲載: 2013年04月24日 12:00

更新: 2013年07月04日 13:36