ヴォカリオンからポール・モーリア『窓からローマが見える』サントラがCD化!
フランク・チャックスフィールド、マントヴァーニ、スタンリー・ブラック、ロニー・アルドリッチといったムード音楽界のマエストロの名盤を次々にCD化し、現代イージーリスニング・ファン人口を一気に増やした、イギリスのヴォカリオン・レコーズ。
ほぼ季別に、大量の新譜タイトルを発表するスタイルもユニークなこのレーベルの、この夏のタイトル群。まだまだオリジナル・アルバムのCD化は少ないピアニスト、ピーター・ネロ、もちろん映画音楽作曲家として大家だが、イージーリスニング楽団リーダーとしてのアルバムも多く出しているヘンリー・マンシーニ、あまりにも甘いムードでうっとりされるジャッキー・グリーソンなどもリリースされるが、目玉は、ポール・モーリアの3タイトル。
中で、サントラ・ファンも要チェックなのが、ポール・モーリアの82年のオリジナルアルバム”Tout Pour La Musique"のカップリングとして後半に収録されている、『窓からローマが見える』のサントラである。
世界的版画家から広い範囲のアートに進出した、アーティスト池田満寿夫が自らが小説家として芥川賞を受賞した作品を監督したエロティック・ドラマ『エーゲ海に捧ぐ』(1979)は音楽エンニオ・モリコーネのサントラ盤も、人気の傑作となった。
その2年後に監督した映画監督としての2作目が『窓からローマが見える』。(イタリア語タイトル ROMA DALLA FINESTRA)こちらは、サントラを手がけるのは久々となる、イージーリスニング界の巨匠、ポール・モーリアが担当した。モーリアと当時のアレンジャー、ジェラール・ガンビュスのオリジナルによって構成されている。
『窓からローマが見える』は、テーマ曲「THE GREEN LAKE」は、過去、CD化されているが、アルバムとしてCD化は初。モーリア・ファンのみならず、美しいサントラのファンも要チェックだ。
同タイミングでリリースされるヴォカリオンのイージーリスニング・タイトルを関連盤としてご紹介。
タグ : イージー・リスニング
掲載: 2013年07月23日 16:43