2025年タワーレコード クラシカル年間TOP40
2025年タワーレコード、クラシカルで売れた輸入盤のTOP40と、タワーレコード企画盤TOP20、話題となった国内・話題盤TOP20を一挙大公開します!
※ 輸入盤TOP40は2026年1月31日(金)までスペシャル・プライス!
※「クラシック年間TOP40小冊子」プレゼント!
12月5日(金)より、年間TOP40(輸入盤・タワレコ企画盤・国内話題盤)、及び2025年1月~11月に発売されたタワー企画盤をご購入されたお客様を対象に「クラシック年間TOP40小冊子」をプレゼント!2025年クラシックのヒット盤の全てがわかる8ページのフルカラーの小冊子です。
※特典満了次第終了となります。
※複数枚を一回でご注文された場合、商品がすべて揃うまでに特典の保管期間(発売日より1ヶ月)を経過すると、自動的に特典付与対象外となります。
輸入盤TOP40、詳細は当ページすぐ下をご覧ください。
タワーレコード企画盤TOP20、詳細はこちら>>>
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【クラシック輸入盤TOP40】
旬のアーティストの活躍が目立つTOP40となりました。1位は今をときめく名指揮者マケラ。2度の来日公演も話題を呼びました。2~4位にはアリス=紗良・オット、小林愛実、ユジャ・ワンと人気ピアニストが揃い、5位はラトル&バイエルン放送響のマーラー。ラトルはチェコ・フィルとのスラヴ舞曲集もランクインしました。チョ・ソンジン、イザベル・ファウスト、カーチュン・ウォンも2タイトル・ラインクインし、人気と実力を証明。再発売ではデュ・プレ、ポリーニ、バレンボイムの音源が見違えるような高音質でSACD化されたことも注目!
1位 ベルリオーズ:幻想交響曲、ラヴェル:ラ・ヴァルス/マケラ(指揮) パリ管弦楽団
2021年に25歳という若さでパリ管弦楽団の音楽監督に就任した「数十年に一度の天才指揮者」と称されるクラウス・マケラ。時代が選んだ才能と、フランス最高峰のオーケストラが描く、新たな幻想交響曲。2025年に生誕150周年を迎えたラヴェルの『ラ・ヴァルス』も収録。類稀なる新感覚のセンスに溢れた洗練された音楽を聴かせます。
2位 フィールド: ノクターン全集/アリス=紗良・オット(P)
ショパンに大きな影響を与えた"ノクターンの創始者"、ジョン・フィールドの18のノクターンをアリス=紗良・オットが全曲録音。美しさと優美さを兼ね備えた作品で、ショパンのみならず、リストなどロマン派の作曲家をも魅了した作品です。これまで録音の少ない隠れた名曲を情感たっぷりに奏でた彼女の演奏でお楽しみください。
3位 シューベルト: 4つの即興曲、ピアノ・ソナタ第19番、他/小林愛実
小林愛実が長年取り組みたいと熱望していた想い入れのあるシューベルト作品を初録音。「4つの即興曲」は、最新のコンサートで披露していた作品です。これらの作品を作曲したシューベルトと同じ年代になった彼女が奏でた奥深い演奏。夫妻共演による初の公式録音曲(ロンド イ長調)も収録。
4位 ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番・第2番、他/ユジャ・ワン(P)、ネルソンス(指揮) ボストン交響楽団
ネルソンス&ボストン交響楽団のショスタコーヴィチ録音プロジェクトに、ユジャ・ワンがソリストとして共演した、24年の時を経て書かれた2つの対照的なピアノ協奏曲。『24の前奏曲とフーガ』Op.87と『24の前奏曲』Op.34から選ばれた6曲のピアノ独奏曲を収録。ユジャ・ワンならではのダイナミックで表現力豊かな演奏が披露されています。
5位 マーラー:交響曲第7番「夜の歌」ラトル(指揮) バイエルン放送交響楽団
ラトルが、2024年11月のバイエルン放送響との初来日公演でも取り上げたマーラーの交響曲第7番「夜の歌」。来日直前の2024年11月6-8日、ミュンヘンでのライヴ録音盤。千変万化する楽想や複雑な構造を単純化することなく明晰に処理し、80分近い大作において、圧倒的な説得力を持つ演奏を展開。
6位 ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番&第3番/ツィメルマン(P)、ノーヴァク(Vn)、ブドニク(Va)、岡本侑也(Vc)
ツィメルマンが、「ブラームスの室内楽はすべてこの世のものとは思えないほど素晴らしい」と語り、若手弦楽奏者を共演者に迎えて演奏した「ピアノ四重奏曲集」。チェリストの岡本侑也、ヴァイオリニストのマリシャ・ノヴァク、そしてヴィオリストのカタジナ・ブドニクと共演。見過ごされがちな名曲に新たな光を与えた名演奏。
7位 パガニーニ:24のカプリース/マリア・ドゥエニャス(Vn)
スペインの国際的ヴァイオリニスト、マリア・ドゥエニャスのセカンド・アルバムは、難曲で知られるパガニーニの名曲『24のカプリース(奇想曲)』。確かなテクニックによる超絶技巧、しなやかで伸びのあるヴァイオリンの音色に魅了されます。カップリングには、サン=サーンスをはじめ、パガニーニにインスパイアされた後世の作品も収録。
8位 The Lost Tapes/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18・27・28・31番/スヴャトスラフ・リヒテル(P)
20世紀を代表するピアニスト、リヒテルが1965年6月と9月にフランスのトゥール音楽祭とスイスのルツェルン音楽祭で演奏した未発表のライヴ録音が発見されCD化!ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18番、第27番、第28番、第31番を収録。全盛期のリヒテルによる比類なき技術と深い音楽愛が詰まった注目の演奏です。
9位 メシアン:トゥランガリーラ交響曲/ネルソンス(指揮) ボストン交響楽団、ユジャ・ワン(P)
20世紀の大作曲家メシアンの壮大な"音響の傑作《トゥーランガリラ交響曲》を、世界初演から75周年を記念して、この作品を委嘱されたボストン交響楽団とユジャ・ワンの共演で録音。超絶技巧のソリストが、ネルソンス率いるボストン響とともに、万華鏡のような色彩感のあるこの作品を、圧倒的な演奏でもって繰り広げています。
10位 ブラームス:交響曲全集/ガーディナー(指揮) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
バロック音楽の第一人者ジョン・エリオット・ガーディナーが、世界屈指のオーケストラであるコンセルトヘボウ管弦楽団とブラームスの交響曲全曲をライヴ録音。約20年前に古楽器オーケストラと全曲を残したガーディナーが、その経験を基にモダン楽器のオーケストラと新たな解釈とスタイルを融合したブラームスを聴かせます。
11位 グレート・チェロ・コンチェルト/ジャクリーヌ・デュ・プレ
ジャクリーヌ・デュ・プレは、その短い全盛期の間、20世紀の最高のチェリストの一人として活躍し人気を博しました。今作は、2020 & 2022年リマスター音源によるジャクリーヌ・デュ・プレ全集から、新たにSACD用にマスタリングを行い、チェロ協奏曲の名演を収録したSACDハイブリッド盤。情熱的な演奏が高音質で楽しめます。
12位 ラヴェル:ソロ・ピアノ作品全集/チョ・ソンジン(P)
2015年のショパン国際ピアノ・コンクールで優勝し、国際的な脚光を浴びているピアニスト、チョ・ソンジン。2025年のラヴェル生誕150周年を記念して、ラヴェルのソロ・ピアノ作品すべてを録音。「夜のガスパール」のような人気曲、「クープランの墓」という円熟期の作品まで、さまざまな年代のラヴェルの作品を収録。
13位 マーラー:交響曲第5番/パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィが、首席指揮者を務めるチューリヒ・トーンハレ管と、マーラーの交響曲全集録音を開始。第1弾は第5番。パーヴォが描く細部にまでこだわったフレージングと長大な作品を堅固に組み上げる見事な構築力、トーンハレ管の緻密なアンサンブル、作品を彫の深いものに仕上げてその巨大なスケールを引き立てます。
14位 ブルックナー: 交響曲第7番(1984年1月31日ライヴ)/チェリビダッケ(指揮) ミュンヘン・フィル
最近発掘されたアナログ・マスターテープによる、ミュンヘン・フィル公認正規初出音源。ミュンヘン・レジデンツのヘルクレスザールで録音された1984年録音の交響曲第7番。録音状態も非常に良く、リマスターによってスケール感が強調され、深みと濃厚さが際立っており、チェリビダッケ晩年の音楽が見事に再現されています。
15位 モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ 第25番、第34番、第40番/庄司紗矢香(Vn)、ジャンルカ・カシオーリ(fp)
庄司紗矢香が、世界的パンデミック中に、18世紀の音楽を中心に研究書を読みふけり、その成果とも言えるのが、ガット弦とクラシック弓を用いた今回のシリーズ。ガット弦ならではの響きの美しさ、カシオーリの奏でるフォルテピアノと共に、伸びやかな音色としなやかな表現を駆使し、活き活きとした美しい演奏を聴かせています。
16位 ブルックナー:交響曲第8番(1985年4月4日ライヴ)/チェリビダッケ(指揮) ミュンヘン・フィル
最近発掘された、1985年ミュンヘン・レジデンツのヘルクレスザールで録音された交響曲第8番。ミュンヘン・フィル公認正規初出音源。チェリビダッケのこれまでの解釈どおり全楽章にわたって重みのあるテンポで進行され、録音の音質が非常に高く、特に金管楽器や弦楽器の分厚く濃密な演奏に圧倒されます。
17位 J.S.バッハ: ミサ曲 ロ短調 BWV.232/ラファエル・ピション(指揮) ピグマリオン・バロック・アンサンブル
「マタイ受難曲」「聖母マリアの夕べの祈り」で衝撃的な演奏を繰り広げたピション&ピグマリオンによるバッハの傑作「ロ短調ミサ」!じっくりとしたテンポから始まる冒頭の「キリエ」からただならぬ雰囲気を醸し出し、器楽・声楽ともに腕利きぞろいのピグマリオンが緩急自在に縦横無尽に奏でた新しい「ロ短調ミサ」を聴かせてくれます。
18位 ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲集/ヨーヨー・マ(Vc)、ネルソンス(指揮) ボストン交響楽団
ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団によるショスタコーヴィチ録音プロジェクトに、ソリストとして参加したヨーヨー・マによるチェロ協奏曲第1番と第2番。難易度の高いことで有名なこれらの作品を、ボストンのシンフォニーホールという卓越した音響空間を活かし、この2つの協奏曲を実に見事に演奏しています。
19位 J.S.バッハ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集/イザベル・ファウスト(Vn)、クリスティン・フォン=デア・ゴルツ(Vc)、クリスティアン・ベザイデンホウト(Cemb)
ファウスト、ベザイデンホウト、ゴルツ。2023年の日本公演での素晴らしい演奏も語り草になっており、共演歴の多いまさに互いの息の綾をよく知った友人同士でもある最強の三名によるバッハです。ファウストのヴァイオリンは実に雄弁にして、一切の迷いのないまっすぐな音色が非常になまめかしい美しさです。
20位 シューマン: ヴァイオリン・ソナタ集/アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)、セドリック・ティベルギアン(P)
2024年11月の来日公演でも素晴らしい演奏を披露してくれた、アリーナ・イブラギモヴァとセドリック・ティベルギアンによるシューマンのヴァイオリン・ソナタを収録。晩年のシューマンが遺したこれらの情熱的で強烈な傑作を、イブラギモヴァとティベルギアンによる献身的な演奏でお楽しみ頂けます。
21位 ショパン:練習曲集 Op.10 & 25/マウリツィオ・ポリーニ(P)
1960年、ショパン・コンクールで優勝した数か月後、EMIに録音を残したものの、何十年もの間、日の目を見ることは無かったこの練習曲集。2011年にテスタメントよりリリースされましたが、今回、旧EMIから引き継いだワーナーよりオリジナル・マスターテープ音源からSACD化!若きポリーニの卓越した演奏が際立ちます!
22位 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集、合唱幻想曲/バレンボイム(P)、クレンペラー(指揮) ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
巨匠クレンペラーと若きバレンボイムが、遅めのテンポで壮大な世界を構築したベートーヴェンの名演盤。2023年リリースされたクレンペラー全集のためのオリジナル・マスターテープからの24bit/192kHzリマスター音源を使用し、SACD層のためにDSDマスタリングを施しSACD化。すさまじい緊張感が伝わってきます。
23位 イタリアーナ!フィルハーモニック・ブラス/リッカルド・ムーティ
ベルリン・フィルとウィーン・フィルという、世界二大オーケストラを中心としたスター・プレイヤー達により編成されたブラス・アンサンブル、フィルハーモニック・ブラス。イタリアをテーマにヴェルディやロッシーニなどのオペラの名曲からレスピーギの管弦楽作品までを収録。指揮を務めるのはリッカルド・ムーティという贅沢な内容!
24位 ブラームス:ドイツ・レクイエム/鈴木雅明(指揮) バッハ・コレギウム・ジャパン
鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンが満を持してブラームスを2024年に初録音。冒頭の足取りの重さの中にも推進力のあるリズム、続く合唱の清澄な響きなど、冒頭からBCJらしい透明度高い響きに包まれます。コンサートマスターの寺神戸亮やホルンの福川伸陽、トロンボーンの清水真弓などワールドクラスのプレイヤーも参加。
25位 J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集(第1番~第3番、第5番)/ベアトリーチェ・ラナ(P)、アムステルダム・シンフォニエッタ
ベアトリーチェ・ラナがJ.S.バッハの鍵盤協奏曲への輝かしいオマージュを捧げた作品で、BWV 1052、1053、1054、1056を収録。共演は、アムステルダム・シンフォニエッタで、2022年4月に10公演のツアー後に録音。ラナの表現豊かな演奏とアンサンブルのダイナミックな解釈によって新たに命を吹き込まれています。
26位 エグザイル/コパチンスカヤ(Vn、指揮、歌)、T.カウフマン(Vn)、カメラータ・ベルン
コパチンスカヤが、音楽監督を務めるカメラータ・ベルンとその首席チェロ奏者トーマス・カウフマンと共に、故郷を追われたあるいはやむなく去った人々をテーマに構成したアルバム。コパチンスカヤが不穏な響きに乗り澄んだ声で歌うモルドバの伝承曲を始め、鋭利な解釈と表現で作品への深い共感を刻むアルバムです。
27位 ベートーヴェン: 交響曲第5番、他 (1976年ライヴ)/バーンスタイン(指揮) バイエルン放送交響楽団
バーンスタインがバイエルン放送交響楽団を初めて指揮したのは、1976年10月に行われた国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルのためのチャリティ・コンサートでした。交響曲第5番はバーンスタインの同曲録音の中でもベストに推すファンもいる名演奏。自然でパワフルで驚きに満ちた演奏です。
28位 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集ラトル(指揮) チェコ・フィル
2024/25シーズンよりチェコ・フィルの首席客演指揮者に就任したサイモン・ラトルが、チェコ・フィルとドヴォルザークの「スラヴ舞曲集」を録音。リズミカルな音楽、民族的な色彩、そして叙情的な魅力に満ちた「スラヴ舞曲集」。ボヘミア精神とリズムの輝きを称えるこの作品を、ラトルとチェコ・フィルによる鮮烈な演奏で聴かせてくれます。
29位 R.シュトラウス: ヴァイオリン協奏曲、交響詩「英雄の生涯」、他/ルノー・カピュソン(Vn)、小澤征爾(指揮)
フランスの人気ヴァイオリニスト、ルノー・カプソンが、自身が辿ってきた音楽人生の中心にいた作曲家と語るリヒャルト・シュトラウスの作品集。最近録音された名作、ヴァイオリン協奏曲などに加え、当時まだ20代前半だったカプソンがコンサートマスターのソロ・パートを弾いた小澤征爾が指揮した英雄の生涯も収録。
30位 シベリウス、バーバー:ヴァイオリン協奏曲/ルノー・カピュソン(Vn)、ハーディング(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団
ルノー・カピュソンが、ハーディング指揮によるスイス・ロマンド管弦楽団との共演し、シベリウスとバーバーのヴァイオリン協奏曲を録音。カピュソンの滑らかで美しいヴァイオリンによるシベリウス、スターンの演奏で知ったというバーバーの協奏曲は、なんとスターンが録音で使用したヴァイオリンを用いて録音!
31位 シベリウス: 交響曲 第6番、第7番、テンペスト/ロウヴァリ(指揮) エーテボリ交響楽団
スウェーデンの名門エーテボリ交響楽団と当時その首席指揮者に就任したばかりだったフィンランドの俊英サントゥ=マティアス・ロウヴァリによるシベリウスの交響曲全集の完結編。これまでになく個性的で踏み込んだ解釈と深い説得力とを両立させたその演奏は、シベリウス演奏史に新風を巻き起こしました。
32位 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87/ユリアンナ・アヴデーエワ(P)
ユリアンナ・アヴデーエワがショスタコーヴィチの没後50年となる2025年に24の前奏曲とフーガ全曲を録音。バッハの平均律クラヴィーア曲集を彷彿とさせるこの曲集は、ピアノのために書かれた作品の中で技術的な難しさだけでなく芸術的な深さにおいても難曲といえる作品集。アヴデーエワの圧倒的なテクニックと深い解釈でお聴き頂けます。
33位 ブルックナー:交響曲第9番 WAB109 (2021-22年SPCM版 第4楽章付き) /カーチュン・ウォン(指揮) ハレ管弦楽団
2024年9月、カーチュン・ウォンが日本フィルと3楽章版の「交響曲第9番」を取り上げその熱演が日本の音楽ファンを大いに賑わせました。今作はその1ヶ月後、首席指揮者を務めるハレ管と、ジョン・A・フィリップスがSPCM版に基づき新たに改訂した第4楽章付きの「2021-22年SPCM版」を披露したライヴ録音。
34位 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/イム・ユンチャン(P)、オルソップ(指揮) フォートワース交響楽団
2022年の第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、史上最年少(18歳)でゴールド・メダルを受賞。さらに聴衆賞と最優秀新曲演奏賞も獲得したピアニスト、イム・ユンチャンのコンクール優勝時のライヴを収録。芯の通ったクリアなピアノの音色と流れるような華麗なテクニック、冷静さの中に秘めたる熱意が感じられる演奏です。
35位 生誕150年ラヴェル管弦楽曲集/マチェラル(指揮) フランス国立管弦楽団、他
国営ラジオ・フランス主催でおこなわれ、話題となった2025年パリ・ラヴェル生誕150周年記念コンサートのライヴ録音盤。注目は、「クープランの墓」の全曲管弦楽版。フランスで人気絶大のマチェラルによる濃厚なるラヴェル。フランス国立管もよい意味でフランス主義を貫いており、まさにラヴェル生誕記念にふさわしいアルバムです。
36位 マーラー: 交響曲第2番《復活》/カーチュン・ウォン(指揮) ハレ管弦楽団
同世代の中でも圧倒的な存在感を放つ指揮者、カーチュン・ウォン。首席指揮者として日本フィルとの「マーラー・シリーズ」を推し進める中、同じく首席指揮者を務めるイギリスのハレ管弦楽団と演奏したマーラー《復活》のライヴ録音。解説書の日本語訳に加え、鈴木淳史氏による書き下ろし解説が封入。
37位 ラヴェル:ピアノ協奏曲集チョ・ソンジン(P)、ネルソンス(指揮) ボストン交響楽団
2015年第17回ショパン国際ピアノ・コンクール優勝から10年、同世代で最も才能のあるアーティストの一人として世界で活躍するピアニスト、、チョ・ソンジン。2025年のラヴェル生誕150周年を記念し、ソロ・ピアノ作品全集に続き、2曲の協奏曲を録音。研ぎ澄まされた美音から繰り出される繊細かつ美しい第2楽章も聴きものです。
38位 テレマン: ヴァイオリン協奏曲集/イザベル・ファウスト(Vn)、ベルリン古楽アカデミー
イザベル・ファウストと、世界屈指のバロック室内オーケストラ・ベルリン古楽アカデミーよる至高のテレマン。ヴァイオリン協奏曲と、ヴァイオリンがセンター的役割を果たす作品を織り交ぜた選曲。中でも「協奏曲 イ長調 TWV 51:A4」での、ファウストとメンバーたちによる見事なソロヴァイオリンのバリオラージュが繰り広げる蛙の合唱は必聴です。
39位 J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲(全曲)/アナスタシア・コベキナ(Vc)
2024年にレナード・バーンスタイン賞とオーパス・クラシック賞の両方を受賞した気鋭のチェリスト、アナスタシア・コベキナ。最も長く寄り添い、最も多く演奏してきた作品というバッハの無伴奏チェロ組曲全曲録音。ピリオド楽器とその伝統的な奏法を用い、歴史的な知見に基づいたアプローチで奏でています。
40位 カラヤン・イン・モスクワ Vol.1 & Vol.2/カラヤン(指揮) ベルリン・フィル
これまで入手困難であった伝説の名盤「カラヤン・イン・モスクワ」がVol.1&2のセットとなって復刻!1969年のヨーロッパ・ツアーでカラヤンとベルリン・フィルが訪れたモスクワでのライヴ録音。このコンビにしか成し得ない凄演で聴く者を圧倒する「運命&田園」を収録したVol.1、壮絶な「ショスタコーヴィチ:交響曲第10番」を収録したVol.2を収録。
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