りりィが70年代後半に発表した2枚のアルバムをタワレコ限定再発
バイ・バイ・セッション・バンドと作り上げた『オーロイラ』(1976年)、井上鑑、国吉良一、木田高介によるアレンジが冴える『マジェンタ』(1979年)の2作品がタワレコ限定再発。2013年デジタル・リマスター。解説:金澤寿和
2012年にタワレコ限定再発となった5タイトルも好評発売中。
『オーロイラ』
オリジナル発売:1976年
坂本龍一、伊藤銀次、吉田建らを含む強力布陣のバイ・バイ・セッション・バンドを率いて、女性シンガーソングライター、りりィが残した傑作アルバム。チャック・レイニー顔負けのファンキー・ベースが小気味良い“起きてよ”、スライ&ファミリーストーンあたりを髣髴とさせる“ケンの炎"”、フィラデルフィア・ソウル・マナーの“'Cause we've been together”、“オーロイラ (So long)"”は作曲・編曲の坂本龍一ワークスの重要マテリアル。
Produced by りりィ、設楽幸嗣
Arranged by坂本龍一
りりィ& By-By Session Band
<By-By Session Band>
りりィ (v, key)、坂本龍一 (key, synth, v)、伊藤銀次 (g, v)、吉田建 (b, v)、上原裕 (ds, perc, v)、斎藤ノブ (perc, v)
<参加ミュージシャン>
村岡建 (sax)、平野肇 (ds) ほか
『マジェンタ』
オリジナル発売:1979年
「和製リッキー・リー・ジョーンズ」の異名を取り、唯一無二の個性を放つ女性シンガーソングライター、りりィが編曲の井上鑑(key)、国吉良一(key)、木田高介(key)、さらに今剛 (g)、村上秀一 (ds)、鈴木茂 (g)、上原裕 (ds)、芳野藤丸 (g)ら豪華ミュージシャン達と創り上げたアルバム。“水鏡のなか”、“ダウンタウンの灯”、“フェアウェル・ポイント”などのアーバン・テイストは井上鑑の編曲。他にも3曲の作曲を筒美京平、1曲の作曲を桑名正博、2曲の作詞を糸井重里が手掛け、EMI後期のリリィ作品でも最も洗練されたサウンドが聴ける重要作品。
Arranged by 井上鑑、国吉良一、木田高介
<参加ミュージシャン>
木田高介 (key)、国吉良一 (key)、井上鑑 (key)、今剛 (g)、杉本和弥 (b)、村上秀一 (ds)、鈴木茂 (g)、上原裕 (ds)、山木秀夫 (ds)、長岡道夫 (b)、渋井博 (key)、芳野藤丸 (g)、松木恒秀 (g)、林立夫 (ds)、市原康 (ds)、穴井忠臣 (perc)、島村英二 (ds)、ラリー寿永 (perc)、浜口茂外也 (perc)、EVE (v) ほか