渋谷慶一郎、5枚目のソロ・アルバムは荒川修作映画のサントラ
97年にグッゲンハイム美術館で日本人として初の個展を開催し、2003年には紫綬褒章を受賞するなど世界でその活躍が認められていた現代美術家の荒川修作。渋谷慶一郎が音楽を担当した氏のドキュメンタリー映画「死なない子供、荒川修作」は2010年に公開され大きな話題を呼びました。そして荒川氏の没後3年を迎えた2013年、その待望のサウンドトラックが完成。渋谷が2年間に渡って全面的にエディットを施した本作はピアノ・ソロから「新境地」となるコンピュータ・ミュージックを縦横に行き来する、全17曲、71分を超える5枚目のソロ・アルバムと呼ぶにふさわしい仕上がりとなっています。CDジャケットには荒川修作の絵画作品を4点使用した豪華な作りとなっており、ATAK/セミトランスペアレントデザインの田中良治がデザイン。濃密な楽曲とアートワークによる、聴くアートピースとも言える作品となっています。