“VINTAGE COLLECTION +plus”特別編　「サー・コリン・デイヴィス追悼企画」

ユニバーサル ミュージックのご協力による『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション+plus”』シリーズ最新作は、特別編としまして、今年2013年4月に85歳の生涯を閉じた英国の指揮者、「サー・コリン・デイヴィス追悼企画」7タイトル(PHILIPS原盤)を発売いたします。

 

 

サー・コリン・デイヴィスは1959年にクレンペラーの代役として「ドン・ジョバンニ」を指揮し脚光を浴びて以降、まずはモーツァルト指揮者として注目され、ヨーロッパのみならずアメリカを含め世界的に成功を収めました。ロンドン交響楽団やグラインドボーンを始め、バイエルン放送響やベルリン・フィル、ウィーン・フィルといった一流楽団との共演も数多く、常に世界の指揮者界にとってなくてはならない存在で、とりわけ英国ではプロムスの指揮を長く務め、人気は晩年まで落ちることはありませんでした。また、コンサートにとどまらず活動初期より録音に対しても並々ならぬ意欲を見せ、これまでEMI、PHILIPS、RCA含め数々の名盤が生まれたことは衆目の一致するところです。
制作したレコードのなかには今日でも圧倒的な名盤と永く人々の記憶に残っている盤や先駆的となった画期的な録音も数多くありますが、幾多の録音を残している旧PHILIPS音源に関しましてはDECCAレーベルへの移行途上にあることもあり、名盤の多くが廃盤となっておりました。そうした点も踏まえ、今一度氏の功績を称えることと、定盤として常に市場で流通することを目的として今回選りすぐりの7点を、新規カップリングや一部世界初CD化音源も交え、Vintage+plusシリーズ特別編として発売いたします。
今回アナログ録音に関しましてはこれまでと同様、マスター・テープに遡り24bit/192khzでデジタル変換したハイビット・ハイサンプリング音源をCDマスターに使用しましたので、これまで以上に鮮明な音質が蘇っております。元々PHILIPSの優秀録音盤が氏の録音では多いですので、その意味でも必聴のシリーズとなることは確実です。

タワーレコード・オリジナル企画盤

UNIVERSAL MUSIC×TOWER RECORDS
“VINTAGE COLLECTION +plus”特別編　「サー・コリン・デイヴィス追悼企画」

10/18(金)リリース　7タイトル

企画・販売：TOWER RECORDS
制作・発売：ユニバーサル ミュージック合同会社

伝統のドレスデン・サウンドを開花させた不滅の名盤。旧録の序曲を特別収録。

ベートーヴェン：交響曲全集　他/サー・コリン・デイヴィス、シュターツカペレ・ドレスデン、他

※世界初CD化(7,12)
※歌詞対訳付(13)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用(7,12)
※解説：諸石幸生氏(序文解説)、東条碩夫氏、長谷川勝英氏、遠藤勝彦氏

【収録曲】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン：
＜DISC1＞
1.交響曲 第1番 ハ長調 作品21
2.交響曲 第7番 イ長調 作品92
＜DISC2＞
3.交響曲 第2番 ニ長調 作品36
4.交響曲 第8番 へ長調 作品93
＜DISC3＞
5.交響曲 第3番 変ホ長調 作品55《英雄》
6.劇音楽《エグモント》 作品84－序曲
7.序曲《コリオラン》 作品62（1970年録音・世界初CD化）*特別収録
＜DISC4＞
8.交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
9.交響曲 第5番 ハ短調 作品67
＜DISC5＞
10.交響曲 第6番 へ長調 作品68 《田園》
11.《レオノーレ》序曲 第3番 作品72b
12.《レオノーレ》序曲 第3番 作品72b（1976年録音・世界初CD化）*特別収録
＜DISC6＞
13.交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》
【演奏】
シャロン・スウィート（ソプラノ）／ヤドヴィガ・ラッペ（アルト）／ポール・フライ（テノール）／フランツ・グルントヘーバー（バス）(以上13)
ドレスデン国立歌劇場合唱団(13)
シュターツカペレ・ドレスデン(1-6,8-11,13)
BBC交響楽団(7)
ロンドン交響楽団(12)
サー・コリン・デイヴィス（指揮）
【録音】
1970年9月(7)、1976年4月22-24日(12)　ロンドン
1993年9月6-17日(1,4,8)、1992年9月5-18日(2,3,9,10)、1991年2月27日-3月3日(5,6)、1993年7月7-9日(13)、1993年11月18日(11）　ドレスデン、ルカ教会
【原盤】
PHILIPS

伝統的スタイルにおけるハイドン演奏の白眉！優秀録音かつ、永遠の名盤。

ハイドン：ロンドン交響曲集/サー・コリン・デイヴィス、コンセルトヘボウ管弦楽団

※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用(1-3,5,6,8,9,11,12)
※解説：諸石幸生氏(序文解説)、家里和夫氏、遠藤勝彦氏

【収録曲】
ヨーゼフ・ハイドン：
＜DISC1＞
1.交響曲 第95番 ハ短調 Hob. I: 95
2.交響曲 第98番 変ロ長調 Hob. I: 98
3.交響曲 第104番 ニ長調 Hob. I:104《ロンドン》
＜DISC2＞
4.交響曲 第96番 ニ長調 Hob. I:96《奇跡》
5.交響曲 第102番 変ロ長調 Hob. I:102
6.交響曲 第103番 変ホ長調 Hob. I:103《太鼓連打》
＜DISC3＞
7.交響曲 第93番 ニ長調 Hob. I: 93 
8.交響曲 第99番 変ホ長調 Hob. I: 99
9.交響曲 第100番 ト長調 Hob.Ⅰ: 100 《軍隊》
＜DISC4＞
10.交響曲 第94番 ト長調 Hob.Ⅰ: 94 《驚愕》
11.交響曲 第97番 ハ長調 Hob.Ⅰ: 97 
12.交響曲 第101番 ニ長調 Hob.Ⅰ: 101 《時計》
【演奏】
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
サー・コリン・デイヴィス（指揮）
【録音】
1975年11月(8)、1976年11月(6)、1977年11月(3,9)、1979年5月(2,5,12)、1980年12月(1,11)、1981年11月(4,7,10)　アムステルダム、コンセルトヘボウ
【原盤】
PHILIPS

スケール感溢れる、ドヴォルザーク演奏の極地！アナログ録音末期の優秀録音。

ドヴォルザーク：交響曲第7－9番、チェロ協奏曲　他/サー・コリン・デイヴィス、ハインリヒ・シフ、コンセルトヘボウ管弦楽団、他

※初セット化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※解説：諸石幸生氏(序文解説)、渡辺茂氏、遠藤勝彦氏

【収録曲】
アントニン・ドヴォルザーク：
＜DISC1＞
1.交響曲 第7番 ニ短調 作品70 (B.141)
2.交響曲 第8番 ト長調 作品88 (B.163)
＜DISC2＞
3.交響曲 第9番 ホ短調 作品95 (B.178)《新世界より》
4.交響的変奏曲 作品78 (B.70)
＜DISC3＞
5.チェロ協奏曲 ロ短調 作品104 (B.191)
6.《森の静けさ》作品68の5 (B.182)
【演奏】
ハインリヒ・シフ（チェロ）(5,6)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-3,5,6)
ロンドン交響楽団(4)
サー・コリン・デイヴィス（指揮）
【録音】
1968年2月28日-3月2日　ロンドン(4)、1975年11月10-11日(1)、1977年11月7-8日(3)、1978年11月8日(2)、1980年12月(5,6)　アムステルダム
【原盤】
PHILIPS

定評あるデイヴィスの「幻想」、1回目の記念碑的録音。「ハロルド」「序曲集」を併録。

ベルリオーズ：幻想交響曲、イタリアのハロルド　他/サー・コリン・デイヴィス、今井信子、ロンドン交響楽団

※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※解説：諸石幸生氏(序文解説)、家里和夫氏、遠藤勝彦氏

【収録曲】
エクトル・ベルリオーズ：
＜DISC1＞
1.幻想交響曲 作品14
2.序曲《ローマの謝肉祭》 作品9
3. 序曲《宗教裁判官》 作品3
＜DISC2＞
4.交響曲《イタリアのハロルド》 作品16
5. 序曲《リア王》 作品4
6. 序曲《ウェイヴァリー》 作品1
7. 序曲《海賊》 作品21
【演奏】
今井信子（ヴィオラ）(4)
ロンドン交響楽団
サー・コリン・デイヴィス（指揮）
【録音】
1963年5月16-18日(1)、1975年5月28-30日(4)　ロンドン、ウェンブリー・タウン・ホール
1965年10月8-10日(2,3,5-7)　ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール
【原盤】
PHILIPS

歴史に刻まれた超名演＆名録音。「春の祭典」は旧録も特別収録。最新マスター使用！

ストラヴィンスキー：《春の祭典》(2種)、《ペトルーシュカ》、《火の鳥》/サー・コリン・デイヴィス、コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン交響楽団

※第16回(1978年)レコード・アカデミー賞<管弦楽曲部門>受賞(1)
※初セット化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※解説：諸石幸生氏(序文解説)、柴田龍一氏、諸井誠氏、遠藤勝彦氏

【収録曲】
イーゴル・ストラヴィンスキー：
＜DISC1＞
1.バレエ《春の祭典》
2.バレエ《ペトルーシュカ》(1947年版)
＜DISC2＞
3.バレエ《火の鳥》(1909/10年版)
4.バレエ《春の祭典》(特別収録：1963年録音版)
【演奏】
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1-3)
ロンドン交響楽団(4)
サー・コリン・デイヴィス（指揮）
【録音】
1963年11月22-25日　ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール(4)
1976年11月(1)、1977年10月(2)、1978年11月6-7日(3)　アムステルダム、コンセルトヘボウ
【原盤】
PHILIPS

色彩感豊かな、名コンビによる隠れた名盤！BBC響との珍しい小品3曲を新規収録。

ムソルグスキー：組曲《展覧会の絵》、交響詩《はげ山の一夜》　他/サー・コリン・デイヴィス、コンセルトヘボウ管弦楽団、他

※世界初CD化(4)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用(3-5)
※解説：諸石幸生氏(序文解説)、志鳥栄八郎氏、遠藤勝彦氏

【収録曲】
1.モデスト・ムソルグスキー：組曲《展覧会の絵》（ラヴェル編）
2.同：交響詩《はげ山の一夜》（リムスキー=コルサコフ編）
3.フェリックス・メンデルスゾーン：《フィンガルの洞窟》序曲 作品26 
4.カール・マリア・フォン・ウェーバー：歌劇《魔弾の射手》序曲（世界初CD化）
5.リヒャルト・ワーグナー：楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 第1幕への前奏曲
【演奏】
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1,2)
BBC交響楽団(3-5)
サー・コリン・デイヴィス（指揮）
【録音】
1970年9月　ロンドン(3-5)
1979年11月12、13日　アムステルダム、コンセルトヘボウ(1,2)
【原盤】
PHILIPS

名曲においても絶妙な解釈が光る、デイヴィスの至芸！BBC響との世界初CD化2曲も収録。

チャイコフスキー＆ドヴォルザーク：弦楽セレナード　他/サー・コリン・デイヴィス、バイエルン放送響、他

※世界初CD化(3,4)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用(3,4)
※解説：諸石幸生氏(序文解説)、ジョン・クラハム氏(歌崎和彦氏訳)、歌崎和彦氏、遠藤勝彦氏

【収録曲】
1.ペーター・チャイコフスキー：弦楽セレナード ハ長調 作品48
2.アントニン・ドヴォルザーク：弦楽セレナード ホ長調 作品22
3.オットー・ニコライ：歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》 序曲（世界初CD化）
4.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト：歌劇《魔笛》K.620 序曲（世界初CD化）
【演奏】
バイエルン放送交響楽団(1,2)
BBC交響楽団(3,4)
サー・コリン・デイヴィス（指揮）
【録音】
1970年9月　ロンドン(3,4)
1986年10月15-16日(1)、1987年1月5-8日(2)　ミュンヘン
【原盤】
PHILIPS