ジョン・デブニーのモダンな感動スコア『スティーブ・ジョブス』
時代を変えた男、スティーヴ・ジョブスの姿を、ハリウッドを代表する若手スター、アシュトン・カッチャーが演じて話題の『スティーブ・ジョブス』。
そのサントラが、ララランド・レコーズより発売。
音楽は、重厚かつ燃えるオーケストラ・サウンドで人気ながら、『ポーリー』などのハートウォーム・スコアでもワザを見せる名匠、ジョン・デブニー。
デブニーが、本作で聴かせるのは、まさしく世界を昂奮させた現代の男、のイメージの、アップテンポでポップなテイストも持ちつつも、重厚さも保つ今までにないインストゥルメンタル。コンピューター業界のビジネスマンの物語らしい、エレポップなテイストに、ちょっと近代的なイージーリスニング、そして、感動的なメロディも忘れない。(サントラ・ファンに向けて、イメージ作りのために、あえてたとえるなら)デイヴ・グルーシン・ミーツ・タンジェリン・ドリームとでもいいますか。
サントラ単体としても、イマジネーション喚起の強いサウンドで、これは、サントラ単体でも楽しめ、かつ「聴いてから見るか、見てから聴くか」的な選択も楽しいかもしれない、サントラ・ビギナーにも楽しんでもらいやすいサウンドになっている。
映画公開は、11月1日(金)より、全国ロードショー。