ドン・チェリーの秘蔵初出ライヴ音源が発掘
幻の名盤『オーガニック・ミュージック・ソサエティ』の初CD化&LP復刻に続き、スウェーデンのCaprice Recordsより、ドン・チェリーの秘蔵初出音源が発掘!
オーネット・コールマンやアルバート・アイラーらと共にフリー・ジャズ黎明期を支えてきたアメリカのトランペッター、ドン・チェリー。1965年から1985年までスウェーデンに滞在し、インドや西アフリカなど、世界の音楽を取り入れた〈オーガニック・ミュージック〉、〈スピリチュアル・ジャズ〉などと呼ばれる独自の音楽を作っていった。
本作は、1968年、ABF(労働者教育協会)のホール、そして1971年にストックホルム近代美術館(the Museum of Modern Art)のドームでのライヴ音源を収録。トルコのトランペッター、マフィー・ファライ(Maffy Falay)を加え、トルコの旋律、トルコのリズムを組み込んだエスニック・ジャズが特徴(もちろん、トルコ以外の要素も盛り沢山)。国境も音楽の壁も乗り越え、自由と驚きの詰まったドン・チェリーの音楽が、45年の封印を破りついに世に現れる。
【パーソネル】
ドン・チェリー(pocket trumpet、flute、percussion、piano、vocal)
マフィー・ファライ(trumpet、flute、percussion)、ベルント・ローセングレン&トミー・クーヴェルヒュルト(tenor saxophones、flute、percussion)、トゥルビョーン・ヒュルトクランツ(bass)、レイフ・ヴェンネシュトレム(drums)、ロルフ・オルソン(bass)、オカイ・テミズ(drums)
【収録曲】
1. ABF組曲 第1部 ABF Suite, Part 1
2. ABF組曲 第2部 ABF Suite, Part 2
■録音:1968年9月2日、ストックホルム、ABFハウス(Zホール)
3. アナザー・ドーム・セッション Another Dome Session
■録音:1971日7月3日頃、ストックホルム近代美術館バッキー・ドーム