アーノンクール/モーツァルト:歌劇《魔笛》 2012年ザルツブルク音楽祭ライヴ映像作品!
大注目!2012年のザルツブルク音楽祭でセンセーションを巻き起こしたアーノンクールの《魔笛》がDVDとブルーレイディスクで登場。2012年のザルツブルク音楽祭でJ.D.ヘルツォークの新演出で上演された《魔笛》です。手兵ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスをピットに入れ、クライター、ツェッペンフェルト、リヒターなど歌手たちも新進気鋭を揃えています。今や押しも押されぬ巨匠となったアーノンクールですが、《魔笛》については、「いつもやり足りていない思いにかられていました。私はだまだこの作品を理解する途上にいると思いますが、今回のザルツブルクの上演が、少しでも前に進んでいることを願うばかりです」と謙虚に語っています。ヘルツォークの演出は、最近の流行に沿った「読み替え」タイプ。もちろん賛否両論があるだろうし、冒頭の上からつるされる蛇のチープさに眉をひそめる人も多いかもしれません。しかし、全編を通して観てみると、ヘルツォークの思慮深さと小道具の使い方のうまさには納得せざるを得ないはず。「そもそも魔笛のお話って、夜の女王とザラストロのどちらが悪い人なの?」という素朴な疑問にも、納得のいく答えが用意されているのも楽しい。しかしテルツ少年合唱団の可愛い少年たちの扮装など、様々な場面で特徴的な衣装も見ものです。とにかくアーノンクールの指揮による音楽の解釈もいっそう深くなり、徹底したリハーサルによって、斬新で新鮮さいっぱいのモーツァルトが現代に甦ります。(ソニーミュージック資料より抜粋)
モーツァルト:歌劇《魔笛》K.620(全曲)
【出演・演奏】ベルンハルト・リヒター(T:タミーノ), ユリア・クライター(Sp:パミーナ), ゲオルク・ツェッペンフェルト(Bs:ザラストロ), マンディ・フレドリヒ(Sp:夜の女王), マルクス・ヴェルバ(Br:パパゲーノ), エリーザベト・シュヴァルツ(Sp:パパゲーナ), ルドルフ・シャシンク(T:モノスタトス), サンドラ・トラットニヒ(Sp:第1の侍女), アニヤ・シュロッサー(Ms:第2の侍女), ヴィープケ・レーンクール(A:第3の侍女),マルティン・ガントナー(Bs:弁者), ルシアン・クラズネッツ(T:第1の戦士&第1の祭司), アンドレアス・ヘルル(Bs:第2の戦士), テルツ少年合唱団員(3人の童子), ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス, ウィーン国立歌劇場合唱団, ニコラウス・アーノンクール(指揮)
【演出】ヤンス=ダニエル・ヘルツォーク
【舞台装置&衣装】マティス・ナイトハールト
【照明】シュテファン・ボリガー
【振付】ラムセス・ジーグル
【映像監督】フェリックス・ブライザッハ
【収録】2012年7月, ザルツブルク、フェルゼンライトシューレ(ザルツブルク音楽祭でのライヴ)
【字幕】イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語、中国語