〈SUMMER SONIC '14〉参戦!エレクトロ・ポップ・ユニット、メトロノミー新作
サマーソニック14参戦!唯一無二の個性が光る、進化し続けているエレクトロ・ポップ・ユニット、メトロノミー。ダンサブルでポップ、そしてちょっとヘンテコでユニークな彼らのサウンドスケープの最新進化形が到着!
メトロノミーのブレイン、ジョセフ・マウントが今回このニュー・アルバムに持ち込んだのは、ザ・ゾンビーズやラヴ、そしてスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンらのサウンドに対する情熱。しかしジョセフが目指したのはレトロな音世界ではない。メトロノミー独自のタイトなエレクトロニック・サウンドや音に対する実験に、古き良き時代の音質を取り込み、偉大なる先人たちが立つステージを目指そうとしているのである。事実、サイケデリックでゴージャスなバック・ヴォーカルに彩られたアルバムからの先行1stシングル「I'm Aquarius」は、ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームズの1969年作品『Let The Sunshine In』からインスパイアされたものだという。オルガンが派手に鳴り響く「Call Me」から、4つ打ちのビートがモータウンとノーザンソウルの間を跳ね回るアルバムのタイトル・トラック「Love Letters」まで、本作で再びメトロノミーは新たな音的冒険へと繰り出す
アルバム『LOVE LETTERS』の制作の舞台となったのは、イースト・ロンドンにある、埃をかぶったアナログ機材が並ぶ、オールド・スクールなスタジオ、TOE RAG。インディー・アーティストたちが、クラシックなサウンドを得るために使用しているこのスタジオにおいて、ジョセフはクラシックなエレクトロ・ポップを作り上げた。コンピューターでサウンドを構築する代わりに、昔ながらの技術を用いた時間のかかる方法で音を作り、ハードディスクの代わりにテープにレコーディングしていく。時間と手間がかかる分、ジョセフはより巧みにサウンドを構築していくことが出来ただけでなく、純粋に音楽のことを考える時間も増え、さらに可能性の探求を楽しむことも出来た。
古き良きサウンドに導かれ、新たな音の扉を開けたメトロノミーのホンワカとあたたかい、どこか懐かしいような、でも全く見たことの無い斬新な音世界。メトロノミー・ワールドの最新進化形にようこそ!