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TYCHO、ロングセラー中の『DIVE』から約2年振りの新作が登場

Tycho

いまだロングセラー中の『DIVE』から約2年、ついにTYCHOのニュー・アルバム『AWAKE』が完成!初来日となった TAICOCLUB’13 ではバンド編成でのパフォーマンスを披露しベスト・ライヴとの呼び声も高かった彼等。その編成と同じトリオとなって初の作品!ドリーミーでエモーショナルな質感はそのままにオーガニックな彩りは増しており、エレクトロニカ~アンビエント~ドリームポップ~ポストロックまでを股にかけ、さらに幅広い層に受け入れられることは間違いない!

Tycho は元々はサンフランシスコを拠点に活動するScott Hansen によるソロ・プロジェクトであったが、現在はトリオ編成のバンド形態へと拡張。かつては「Boards of Canada + Ulrich Schnauss」とも形容され、もはやクラシックと化した傑作『Dive』では、エレクトロニカとチルウェイヴを繋ぐ架け橋と言えるようなサウンドをみせ、デビューから約10年を経て一躍シーンの中心へと躍り出た。
本作『Awake』は『Dive』以来となる作品。シンセ、ギター、プログラミングのScott Hansen を中心に、ベース(時折ギター)に盟友Zac Brown、ドラマーには先日Ghostly International のスタッフも関わるデジタル・レーベル、Moodgadget からビートメイカー、Nitemoves 名義での新作をリリースしたRory O’Connor を加えたトリオ編成での録音。もちろんこれまでの延長線上の、レトロ・テイストのリヴァービーで浮遊感に満ちたサウンドであるが、生演奏の度合いが高まったため、ポストロック的なテイストも感じさせる。Rory のメカニカルな適格性とヒューマニックなダイナミズムを兼ね備えたパーカッシヴなドラミングを基軸に、Zac の明快なベースが舵を取る中、Scott が滑らかで温かみに満ちたギターのアルペジオやシンセのフレーズを漂わせ、アンビエント的なアトモスフィアを纏いながらもドライヴィンな高揚感を持つサウンドを構築していく。ドリーミーでエモーショナルな質感はそのままにオーガニックな彩りを増しており、エレクトロニカ~アンビエント~ドリームポップ~ポストロックまでを股にかけ、さらに幅広い層に受け入れられることは間違いない。

ティコのドラマーによるプロジェクト、ナイトムーヴスが新作をリリース

 

 

【TYCHO(ティコ)】
サンフランシスコを拠点に活動するScott Hansen(スコット・ハンセン)を中心としたユニット。彼はISO50 というヴィジュアル・ワークの名義も持つ。2002 年にセルフ・リリースにて『The Science of Patterns EP』リリースしてデビュー。2004 年に1st アルバム『Sunrise Projector』を自主レーベル、Gammaphone からリリース。すぐに廃盤となった『Sunrise Projector』は、2006 年には曲を一部新曲に入れ替えリマスターし、リミックスを加え、さらにはアートワーク、そしてタイトルも『Past Is Prologue』と一新して2000 枚限定でMerck からリイシュー。2007、2008 年にGhostly International からのデジタル・リリースを経て、2011 年セカンド・フル・アルバム『Dive』をリリース。廃盤となっていた『Past Is Prologue』は2012 年にPLANCHA からCD 再発された。そして2013年にはTAICOCLUB に出演し、初の日本でのライヴが実現した。『Awake』は待望のサード・アルバムとなる。

タグ : クラブ/テクノ UK/US INDIE

掲載: 2014年02月13日 19:41

更新: 2014年02月19日 11:00