〈タワレコマケプレ〉FUJI ROCK FESTIVAL’25出演アーティスト特集

今回のフジロックが待望の初来日となるサウスロンドンの鬼才プロデューサー、フレッドアゲインによる2021年発表の人気シリーズ第2弾。耳触りの良いミニマルなサウンドが印象的なダンスチューンが収録された良作。

砂漠のジミヘンという異名を持つアフリカはニジェール共和国出身のギタリスト、エムドゥ・モクターの2021年リリース作。サイケやアフロを取り入れた唯一無二のプレイスタイルは様々なジャンルの音楽ファンにぶっ刺さること間違いなし。

現代のエレクトロニカ/ポストロックにおける最重要人物、ティコが2014年にリリースした人気作の10周年記念盤。ドリーミーでメロウな音像のなかに、ポストロック由来の確かな力強さを感じることのできる一枚。

グラミー賞へのノミネート、Pitchforkの「Best New Music」への選出など、世界から高い評価を獲得してきたSSW、パフューム・ジーニアスが2022年にリリースした、振付師ケイト・ウォリックによるダンス作品『The Sun Still Burns Here』のサウンドトラック盤。

今や世界中から注目を浴びるシンガーソングライター、青葉市子が2025年にリリースした最新作。“発行生物”をモチーフにしたという本作は、彼女の持つ深遠な世界観が優しいギターの音色とともに繊細に紡がれている。

現行ヴィンテージ・ソウル界に現れたインストゥルメンタル・トリオによるデビュー作からのシングル・カット。ミーターズを想起させるニューオーリンズ味あふれるタイトなグルーヴと、ファンキーなオルガンの絡みが秀逸なソウル・ジャズファンク。

millenium paradeやKID FRESINO、くるりといった錚々たるミュージシャンのレコーディングに参加してきたドラマー、石若駿によるプロジェクトAnswer to Rememberの2024年リリースのセカンドアルバム。サンダーキャットやテラス・マーティンからも賞賛された前作からより一層ブラッシュアップされた意欲作。

山下達郎がデビュー前に仲間内で作成した自主制作アルバムの2024年再発盤。A面がビーチ・ボーイズ、B面がドゥーワップなどのカヴァーで構成された本作は、その入手難易度からオリジナルは数百万円で取引される超難関タイトル。彼のルーツを垣間見ることのできるファン必聴の重要作。

ポストダブステップ、その言葉を確立させた才人による歴史的ファースト・アルバム。従来のダンスミュージックとは一線を画す、そのダウナーで内省的な世界観は、これまでどれほど多くのアーティストに影響を与え続けてきたことだろう。リリースから14年経った今でも、聴くたびにその価値を再認識できる2010年代を代表する作品。

前作からわずか8か月後にリリースされたセカンド・アルバム。繊細さに加えて力強さをも獲得した楽曲の数々から、彼の創作意欲が存分に伝わってくる一枚。本作には25日に出演するAnswer to Rememberの石若駿もドラムで参加している。

ダンスミュージックにアンビエントやフォークの要素を取り入れたフォークトロニカと呼ばれるジャンルを確立したアーティスト、フォー・テットによる2020年リリース作。自然音、電子音、そして温かみのある楽器の生音が絶妙に絡み合う極上のアンビエント・ハウス。

インディーポップSSWの代表格、フェイ・ウェブスター。2024年発表の本作は、過去作からより一層の円熟味を増し、古き良きアメリカーナの響きと現代的なセンスが溶け合う、何気ない日常に優しく寄り添ってくれる作品。

パーカッションの魔術師ボンジョ、UKダブの総帥エイドリアン・シャーウッドからなる伝説的プロジェクト、アフリカン・ヘッド・チャージ。本作は2005年にCDのみでリリースされたアルバム『Vision of a Psychedelic Africa』のLP盤。アルバムタイトルが示す通り、どこまでもサイケでドープな変態アフリカン・ダブが詰まった強烈な一枚。

世界的なシティ・ポップ・ブームの立役者である韓国のプロデューサー/DJ、Night Tempoによる2019年の代表作。80's歌謡曲ネタのアッパーなファンクから、チルなローファイ・ビートまで、時代も国境も超える極上のグルーヴを凝縮。

USインディーの寵児から、時代を代表するバンドへ。本作は、彼らの人気を決定づけた2013年リリースのサード・アルバム。ヴィンテージ機材に囲まれたLAのスタジオで制作された本作は、ピアノやオルガンを多用した深みのあるオーガニックなサウンドを特徴とし、バンドを新たな境地へと導いた。

「再生と成長」をテーマにした、現代のUKラップシーン牽引するラッパー、リトル・シムズによる2025年リリースの最新作。唸るように激しいラップと生々しく催眠的なサウンドが融合した、自身の止まらぬ進化を証明するかのような作品。

カリフォルニアの3姉妹が贈る待望の4thアルバム。次女ダニエル・ハイムと元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリのプロデュースによる本作は、バンド史上最もエモーショナルなHaimサウンドを堪能することができる。

これぞTHE HIVES！ ソリッドなギター、爆走するグルーヴ、そしてキャッチーなフック。その全てがハイテンション＆ハイボルテージで駆け抜ける、ロックンロールの初期衝動そのもののような2004年リリースのサード・アルバム。

バンド名義「kanekoayano」として初のフルアルバム。これまでのフォーキーな魅力はそのままに、アレンジの自由度は格段に増し、サイケ、クラウトロック、ダブといった要素がより深く、よりエクスペリメンタルに楽曲へと溶け込む。メンバー一人ひとりの個性が火花を散らす、まさに「バンド」でしか作り得ない作品。

湘南の集落から突如現れた音楽集団による2023年リリースのファースト・アルバム。サイケデリックな音像にアンビエントやジャズ、フォークなどの要素を散りばめた、未だかつてないサウンドを聴かせてくれる。現代の音楽シーンに風穴を開けるような意志と、計り知れない才能が刻まれた近年稀に見る傑作。

コロナ禍のある日、忽然と姿を現した4人組次世代バンド。レゲエ、R&B、ジャズなどあらゆるジャンルを飲み込み、「その時やりたい音楽を、自分たちのスタイルで鳴らす」ことを信条としている。今作はダンスミュージックを大胆に取り込み、フロアを揺らすために生まれた6つの新たなアンセムを収録。