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2.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト~「LFJ2014」10人の作曲家 

LFJモーツァルト

毎年、恒例となりました「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭」。2014年のテーマは10回記念「祝祭の日~Jours de Fêtes~」。
10人の作曲家たちが10回目を祝うパーティに集まる、ことをルネ・マルタンはまず考えました。そして付けられたのが「Jours de Fêtes(ジュール・ド・フェット)」というタイトル。「Fêtes」は「Festival=祝祭」を意味し、「Jours」は「La Folle Journée」の「Journée」と同じく「日」を意味します。
これは、フランスの映画監督・俳優であるジャック・タチのコメディ映画「Jour de Fête(邦題:のんき大将脱線の巻)」から引用したもの。コミカルで、観ると幸せになるイメージをルネはそこに重ねたのです。1949年の公開当時、本作はモノクロ上映でしたが、実はフランス最初の長編色彩映画として撮影されていました。その革新性も、ルネ・マルタンを刺激したのかもしれません。また、フランスで若者が「フェット(Fête)しよう」と使うときは「パーティしてはじけよう」という意味があります。
10回目を迎える「熱狂の日」。ぜひ一緒にフェットしましょう!(東京国際フォーラム)
ルネ・マルタンが紹介する10人の作曲家たち 2
彼こそが「ラ・フォル・ジュルネ」のシンボル!
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
「ラ・フォル・ジュルネ」を愛する皆さんにとって大切な存在であり、私にとって理想的な作曲家であるモーツァルト。なにしろ「ラ・フォル・ジュルネ」というタイトルは、彼のオペラ『フィガロの結婚』から引用しているのですから、私たちの音楽祭は彼の精神に満ちあふれている!と言えるのです。彼はとても自由奔放な性格で人なつっこく、みんなの前で音楽を演奏するのが大好きでした。人間性にあふれている素敵な音楽を聴けば、きっと皆さんも彼のことを好きになってくれるでしょう。先輩作曲家だったハイドンもそうでしたよ。ですから今回は親しい友人として、またモーツァルト・ファンの代表として、ハイドンにも登場いただくことにします。
演奏される曲目
交響曲第40番ト短調K.550
ディヴェルティメント ニ長調K.136
アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525
アダージョとフーガ ハ短調K.546
ピアノ協奏曲第9&21番
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
クラリネット協奏曲イ長調K.622
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
ピアノ・ソナタ第12&14番
幻想曲ハ短調K.475
きらきら星変奏曲K.265
ヴァイオリン・ソナタK.378&K.454
ピアノ四重奏曲第1&2番
クラリネット五重奏曲K.581
レクイエムK.626、ほか

カテゴリ : ニュース

掲載: 2014年02月22日 17:00