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廉価・名演の宝庫 豪エロクエンス 14年4月新譜~ラローチャ、ケンプ、シュトライヒ !

エロクエンス

ユニバーサル系の音源を用いて、珍しいアイテムを廉価盤で再発売するオーストラリアのエロクエンス・シリーズ最新作です。

 

4806570(3CD)
瑞々しさと若々しさを兼ね備えた流麗な演奏 ラローチャ/モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
モツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」同 第9番ニ長調K.331, 第10番ハ長調K.330, 第12番ヘ長調K.332,同 第16番ハ長調K.545, 第18番ニ長調K.576, 第4番変ホ長調K.282,同 第8番イ短調K.310, 第14番ハ短調K.457,幻想曲ハ短調K.475(1973年録音), 同ニ短調K.397, 同ハ短調K.475(1986年録音),ロンド ニ長調K.485,ハイドン:アンダンテと変奏曲ヘ短調H.XVII: 6, ピアノ協奏曲ニ長調H.XVIII: 2
アリシア・デ・ラローチャ(P)デイヴィッド・ジンマン(指揮) ロンドン・シンフォニエッタ
【録音】1973年6月(K.331, 475, 485), 1976年1月(K.311, 330, 397, H.XVII: 6), 1977年6月(K.332, 545, 576), 1980年8月(ハイドン協奏曲), 1979年9月(K.282, 310), 1986年1月(K.457, 475)
物の的確な解釈で知られる20世紀屈指のスペインのピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ。彼女はモーツァルトやハイドンにも優れた解釈を示したことでも知られています。彼女は1989-1991年にモーツァルトのソナタ全曲録音をRCAにも行いましたが、DECCAに残した70年代のこの演奏は謙虚でありながら、瑞々しさと若々しさを兼ね備えた流麗な表現が特徴。ハイドンでも良く回る指と快活な表現が見事な実を結んでいます。

4806882
ラローチャの比較的珍しいレパートリー ラローチャ/スカルラッティ、ヘンデル、ソレール作品集
D・スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.9, ヘ長調K.6, ニ短調K.10,ト短調K.8, ト長調K.13, ハ短調K.11, ホ長調K.28,
ヘンデル:組曲第5番ホ長調HWV.430,
ソレール:ソナタ 嬰ハ短調, ニ長調、ト短調, 嬰ヘ短調,ヘ長調, ト短調, ニ長調,
アリシア・デ・ラローチャ(P)       【録音】1979年9月(スカルラッティ), 1974年5月&1980年9月(ソレール), 1986年1月(ヘンデル)
スペイン物のオーソリティとして知られるアリシア・デ・ラローチャ。グラナドスの孫弟子としてピアノを学び始めた幼少時から、約70年の長きに渡ってピアニストとしてのキャリアを誇り、常に安定感溢れる演奏を聴かせたことで知られています。このアルバムでは、ヘンデルやスカルラッティなど、彼女にとっては比較的珍しいレパートリーを収録。小さな曲の隅々までにも、愛情が漲っています。

4807084
ラローチャお得意のスペイン作品 ラローチャ/アルベニス&トゥリーナ作品集
アルベニス:スペイン組曲Op.47,スペイン狂詩曲Op.70(アルフテルによる管弦楽補完版)
トゥリーナ:交響的狂詩曲
アリシア・デ・ラローチャ(P)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1983年7月(スペイン狂詩曲, 交響的狂詩曲)/1967年11月(スペイン組曲)
20世紀を代表するピアニストの一人、アリシア・デ・ラローチャ。このアルバムは彼女が最も得意としたアルベニスの「スペイン組曲」と「スペイン狂詩曲」、そしてトゥリーナの「交響的狂詩曲」を収録したもの。アルベニスの見事さはもちろんのこと、弦楽オーケストラとの共演であるトゥリーナでの、シンプルさと瀟洒さを併せ持つ美しさは他の追従を許しません。

4801276(2CD)
「ウィーンのナイチンゲール」と呼ばたリタ・シュトライヒの美声
シュトライヒ/ワルツ, アリア, 民謡, 子守歌を歌う
【CD1】J・シュトラウス2世:春の声/サン=サーンス:ナイチンゲールとバラ/ヴェルディ:煙突掃除屋/ゴダール:ジョスランの子守唄/アルディーティ:パルラ・ワルツ/スッペ:恋はやさし野辺の花よ/ドヴォルザーク:白銀の月よ/マイアベーア:軽い影よ/ヨーゼフ・シュトラウス:オーストリアの村つばめ/アラビエフ:ナイチンゲンール/ドリーブ:カディスの娘/ツェルニク:だれが知ろう?/マルケージ:フォレッタ/フロトー:夏の最後のバラ/デラックァ:ヴィラネル/J・シュトラウス:ジーフェリングのリラの花/アルディーティ:くちづけ/【CD2】君恋しい歌(北ドイツ民謡)/ああ,愛する天使(スイス民謡)/フレール・ジャック(フランス民謡)/私の恋人(フランス古謡)/取り入れをする女の歌(イタリア民謡)/ラウターバッハで(ドイツ民謡)/ねむれ,私の小鳥(ユダヤ民謡)/盃におまえのひとみを(イギリス民謡)/誰も知らない私の悩み(黒人霊歌)/さくらさくら(日本古謡)/かわいい前髪(ロシア民謡)/おやすみよい子(ロシア民謡)/海の上(イタリア民謡)/小鳥ならば/月はのぼり/別れ-ムシデン(ドイツ民謡)/「子供の魔法の角笛」~いくつ星があるかご存じ?(ドイツ民謡)/夕方は心地よい/小さい小屋の立つ所(シュヴァーベン地方の民謡)/「ロホハムの歌の本」~我が思いのすべて(ドイツ歌曲)/ 鐘の音(ドイツ民謡)/ウェーゼルの市長(ニーダーライン地方の民謡)/季節のうつり変わり(ドイツ民謡)/ 眠れ、よい子よ(ドイツの子守歌)/眠れ,わが王子よ(ドイツの子守歌)/眠りの精(ドイツの子守歌)/かっこう(ヴェストファーレン地方の民謡)/お姉さん(「弟よ、ああ弟よ」による/ドイツ民謡)/お母さん、ほしいものがあるの(ライン地方の民謡)/ 朝に(オーバーシュタイヤーマルクの民謡)/夕べの歌(ドイツ民謡)/アヴェ・マリア(モーツァルト)
リタ・シュトライヒ(Sp)/【CD1】クルト・ゲーベル(指揮) ベルリン放送交響楽団, ベルリンRIAS交響楽団/【CD2】カール・ミヒャルスキ(指揮) ルドルフ・ラーミイ合唱団と器楽合奏団, クルト・ゲーベル(指揮) バイエルン放送交響楽団員、他
【録音】1955, 1958, 1962, 1964年
「ウィーンのナイチンゲール」と呼ばれ、その美しい声が愛されたソプラノ、リタ・シュトライヒ(1920-1987)。彼女はドイツ人の父とロシア人の母を持ち、幼い頃からドイツ語とロシア語を自由に話すことができそうです。オペラ歌手としてのデビューは「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタであり、以降、そのコロラトゥーラをいかし、R.シュトラウスやモーツァルトをはじめ、愛らしい民謡などでも素晴らしい歌唱を聴かせたことで知られています。

4807096(2CD)
ドラマティックで美しく迫力ある歌唱に圧倒
シャンドール・コーンヤの芸術
【CD1】プッチーニ:「トスカ」~妙なる調和/「西部の娘」~あれから6ヶ月たった/「蝶々夫人」~愛の家よ、さようなら/「トゥーランドット」~泣くなリュー/「ジャンニ・スキッキ」~フィレンツェは花咲く木のように/「マノン・レスコー」~何とすばらしい美人/「ラ・ボエーム」~冷たい手を/「トゥーランドット」~誰も寝てはならぬ/「西部の娘」~やがて来る自由の日/「外套」~おまえの言うとおり/「トスカ」~星は光りぬ/「マノン・レスコー」~一体どうしたのだ//ドニゼッティ:「愛の妙薬」~人知れぬ涙/マイアベーア:「アフリカの女」~おお、パラダイス/ポンキエッリ:「ジョコンダ」~空と海/フロトー:「マルタ」~夢のように/ヴェルディ:「アイーダ」~清きアイーダ/ヴェルディ:「トロヴァトーレ」~「Laβ die Sorgen entschwinden」「Lodern zum Himmel」 (ドイツ語歌唱)/ヴェルディ:「リゴレット」~「Sie wurde mir entrissen」「Ach wie so trugerisch」 (ドイツ語歌唱)/【CD2】ヴェルディ:「6つのロマンツァ(1838)」~「墓に近寄るな」「エリザよ、疲れた詩人は死にゆく」「孤独な部屋で」/「6つのロマンツァ(1845)」~「夕暮れ」「神秘」「ジプシー女」「乾杯」//ワーグナー:カーニバルの歌/「月のロンデル」~「もみの木」「バラ」/二人の擲弾兵/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~「冬の日の静かな炉ばたで」「朝はバラ色に輝いて」/「ローエングリン」~「はるかな国へ」「愛しい白鳥よ」
シャンドール・コーンヤ(T)/【CD1】アントニーノ・ヴォットー(指揮) フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団, ヤーノシュ・クルカ(指揮) バンベルク交響楽団, リヒャルト・クラウス(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/【CD2】オットー・グート(P), リヒャルト・クラウス(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1959, 1960, 1962, 1967年
ハンガリー生まれのテノール、シャンドール・コーンヤ(1923-2002)。彼はフランツ・リスト音楽院で学び、その後ミラノに留学、1951年にプロデビューを果たしました。1953年には初めてローエングリンを歌うなど注目を浴び、1955年にベルリン国立歌劇場のメンバーとなり、活躍の場を広げた。バイロイトで歌うなどドイツ・オペラを得意としたが、そのドラマティックな声を生かし、イタリア・オペラでも幅広い役を歌った。この2枚組では、彼の美しく迫力ある歌を聴くことができます。

4808293(2CD)
ケンプの情熱的な美しさ
ケンプ・プレイズ・ブラームス Vol.1
ブラームス:ラプソディ集Op.79, バラード集Op.10,8つの小品Op.76, 幻想曲集Op.116,間奏曲集Op.117,6つの小品Op.118, 4つの小品Op.119
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
【録音】1950年, 1953年
ケンプのブラームスというと「渋い」「枯淡の境地」と評されることが多いのですが、この50年代の演奏は、もっと情熱的で荒々しささえ感じさせるのが意外。とはいえ、これらの録音は、かのブレンデルにも強い影響を与えるなど、ピアノ演奏史の中でも重要な位置付けがされているものでもあります。とりわけ、深く深く沈み込んでいくようなOp.116の幻想曲の美しさは絶品。

4806639(2CD)
ケンプの伝説的な熱きブラームス演奏
ケンプ・プレイズ・ブラームス Vol.2
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15,ラプソディ集Op.79, 間奏曲集Op.117,ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op. 24,ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5,スケルツォ 変ホ短調Op.4
ヴィルヘルム・ケンプ(P)/フランツ・コンヴィチュニー(指揮) シュターツカペレ・ドレスデン(協奏曲)
【録音】1950~1957年        
古き良き伝統を伝えるシュターツカペレ・ドレスデン。とりわけこのコンヴィチュニーが首席指揮者を務めていた当時の音色は独特であり、とりわけ弦の響きは「いぶし銀の美しさ」を誇るもの。そしてケンプは、この録音のためにわざわざドレスデンに赴き、ここで伝説的な熱き演奏を聴かせました。余白に収録されたソナタと少品集にも、ケンプの美点が集約されています。

4807403
品の良い解釈と抜群のリズム感が生む出す愉悦あふれるモーツァルト
ボスコフスキー/モーツァルト:バレエ音楽集
モーツァルト:バレエ音楽「レ・プティ・リアン」K.299b(K.Anh.10)
歌劇「イドメネオ」のための5つのバレエ音楽K.367
歌劇「イドメネオ」ための行進曲
ホルンのためのロンド 変ホ長調K.371*
音楽の冗談K.522
ヴィリー・ボスコフスキー(指揮)
ウィーン・モーツァルト・アンサンブル、ローラント・ベルガー(Hr)
【録音】1966年, 1967年, 1969年
ヴァイオリニストとしては、長らくウィーン・フィルのコンサートマスターとして活躍し、また指揮者としては、ニューイヤーコンサートの土台を築くなど、数多くの偉業をなしとげたボスコフスキー。このアルバムは彼によるモーツァルトのバレエ音楽を中心に収録した1枚。品の良さと抜群のリズム感に支えられ、愉悦に満ちたモーツァルトです。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年03月11日 16:00