LP時代の傑作アルバム復活！　陽気なモーツァルト～モーツァルト声楽のためのカノンと重唱集

1966年に独EMI（エレクトローラ）が制作した名盤が復活！　ケート、シュライヤー、プライ、ベリーという往年の名歌手たちが参加し、モーツァルトが作曲した諧謔的な内容の二重唱、三重唱、四重唱、カノンを集めたアルバムです。モーツァルトが親しい仲間うちで楽しんで作曲した、ユーモアに富んだ、楽しく、そしてかなり下品な珍曲を20曲集めています。このLPはアメリカで発売された際は「コミック・モーツァルト」の題名で大ヒットし、日本でも「声楽のためのカノンと重唱」という真面目なタイトルで発売され、モーツァルト・ファンの間でひそかに愛聴されました。フランスでは1968年のACCディスク大賞を受賞しています。
CD化に際し、1988年録音の「音楽の冗談」をカップリングしています。ブックレットに歌詞・対訳は掲載されておりません。ドイツ、ケルンに本拠を置いていたエレクトローラ社原盤をCD化するシリーズ「Warner Classics COLOGNE COLLECTION」の1枚。
他にシュトラウス、レハール、オッフェンバック、イェッセルのオペレッタ、有名なマレーネ・ディートリッヒの歌「リリー・マルレーン」の作曲家として有名なノルベルト・シュルツェ作曲の子供のための喜歌劇『黒いペーター』が同時発売されます。何れも初回生産のみの限定盤です。（タワーレコード）

モーツァルト：
三重唱「いとしい娘よ、俺はツィターを手に」
喜劇的四重唱「いとしいわたしの食いしんぼさん」K.571a
三重唱「静かにそっと」
カノン「マルスとイオニア人になるのは難しい」K.559
三重唱「邪魔がはいったセレナーデ」K.Anh.441c
三重唱「ここで情感は永遠に燃えつづけ」
カノン「友人一同の健康を祝し」K.508
カノン「快活さとかろやかさの気質は」K.507
三重唱「歌のおけいこ」K.Anh.441c
カノン「親愛なるフライシュラットラー君」K.232
三重唱「夜のとばりはおりて」K.Anh.441b
喜劇風三重唱「かわいいマンデルよ、リボンはどこに」K.441
カノン「おお、愚かなるマルティンよ」K.560
アリア「さあ、陽気にいこう」（「ツァイーデ」K.344第１幕合唱）
喜劇的二重唱「いざ、いとしき乙女よ、共に行かん」K.592a
カノン「プラータ公園に行こう、あの森へ」K.558
アリア「腹ペコで食卓につくというのに」（「ツァイーデ」K.344第2幕第10曲）
カノン「夏のさなかに私は食べる」K.234
アリア「殿方はいつもつまみ喰いをしたがる」K.433
カノン「お休み、ほんとのおばかさん」K.561
エリカ・ケート(Sp)ペーター・シュライヤー(T)
ヘルマン・プライ(Br)ワルター・ベリー(Bs)
クサヴァー・マイヤー(指揮) ウィーン・アカデミー室内合唱団
エーリヒ・ケラー(指揮) ミュンヘン・コンフィフィウム・ムジクム
［録音：1966年］
※1968年ACCディスク大賞受賞盤

音楽の冗談ヘ長調K.522
ミュンヘン・ジンホーファー室内管弦楽団員
[録音：1988年］