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《指環》全曲録音に先立つライヴ! ショルティ&コヴェントガーデン《ワルキューレ》全曲

ショルティ指揮《ワルキューレ》1961年

1961年9月29日、コヴェントガーデンの音楽監督に就任したばかりのゲオルグ・ショルティはロイヤル・オペラハウスにて新演出の《ワルキューレ》を演奏した。戦後、英国のオペラ界は衰退しきっており、クーベリック、クライバー、そしてケンペなどの手によって復興に邁進してきました。不在が続いた音楽監督にショルティが就任し、そしてこの《ワルキューレ》によって世界中に向けてコヴェントガーデンの完全復活を宣言したと言われています。さらに、数ある20世紀クラシック録音の中でも「金字塔」と呼ばれる《ニーベルングの指環》全曲の録音を開始したばかりのショルティ渾身のパフォーマンスとしても、歴史的価値は計り知れません。評論界からも他に類をみない大絶賛を得ました。
1.この録音は、1961年にコヴェントガーデンの音楽監督に就任したばかりのショルティが、同劇場に初めて登壇した際のパフォーマンスです。
2.ブリュンヒルデのアニタ・ヴェルキ、ヴォータンのハンス・ホッター、ジークリンデのクレア・ワトソンなど超豪華な歌手陣です。
3.緊張感や迫力、そしてショルティの音楽家魂が非常に高く評価された公演です。
4.ショルティの指揮ぶりも素晴らしく、コヴェントガーデンから最高のパフォーマンスを引き出しています。評論家には、「超一流」「驚くべき」「戦後最高」「言葉にならないほどの興奮」と最大の賛辞が送られています。
5.この《ワルキューレ》が含まれる《指環》全曲は、ハンス・ホッターがディレクション、ヘルベルト・ケルンのデザインを担当していました。ケルンはその後ギュンター・シュナイダー=ジームセンに交代し、さらに改訂されたため、このヴァージョンは唯一無二のものです。1964年に完成した《指環》全曲とは違う版になります。
6.1961年9月29日の初日の後、10月2日の公演を収録しています。
【収録内容】
リヒャルト・ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》全3幕
【演奏】
ブリュンヒルデ:アニタ・ヴェルキ
ジークリンデ:クレア・ワトソン
ヴォータン:ハンス・ホッター
ジークフリート:ジョン・ヴィッカーズ
フンディング:マイケル・ラングドン
フリッカ:リタ・ゴール
ワルキューレ
ゲルヒルデ:マリー・コリアー
ヘルムヴィーゲ:ジュディス・ピアース
オルトリンデ:マルガレータ・エルキンス
シュヴェルトライテ:ジョアン・エドワーズ
オルトリンデ:ジュリア・マリオン
ジークルーネ:ノリーン・ベリー
グリムゲルデ:モーリーン・ガイ
ロスヴァイセ:ジョセフィーヌ・ヴィージー
コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラハウス合唱団&管弦楽団
指揮:ゲオルグ・ショルティ
【録音】
1961年10月2日、ロイヤル・オペラハウス、コヴェントガーデン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年06月26日 11:00