『思い出のマーニー』村松崇継の美しいサントラが登場!
スタジオ・ジブリ作品の音楽世界が、またひとつ新しい進化を見せる。 4年前のデビュー作『借りぐらしのアリエッティ』でイギリス児童文学の世界を繊細なアニメ長編映画としてまとめた米林宏昌監督が、『くまのテディ・ロビンソン』でも知られるジョーン・G・ロビンソンの不朽の児童文学の世界をアニメ化した『思い出のマーニー』。
米林監督の前作『借りぐらしのアリエッティ』では、フランスのケルト・ハープ奏者でありシンガーのセシル・コルベルが音楽を担当した。今回は、日本の映画音楽界で、時にケルト音楽をも思わせる美しいメロディを数々の作品で聴かせてくれている、気鋭に依頼された。
ピアニスト/コンポーザーの村松崇継である。なんと23歳の若さで、原田眞人監督のホラー『狗神』(2001年)で初めて映画音楽を担当し、以来、さまざまなジャンルの映画、ドラマ、アニメの劇伴を、自分自身のピアニストとしての活動とバランスをとりながら担当。独特の美しさをもったメロディの表情を聴かせる村松ワールドは、さまざまな物語を美しく、勇ましく、愛らしく引き立たせることとなっている。
そんな、村松メロディが、ジブリの世界を訪ねてくる。その詩的なサウンドは、ジブリの音楽のファンにも新鮮に、そして、村松サウンドが、さらに熱く注目されることは必至だ。
関連盤では、『思い出のマーニー』関連CDと、それまでの美しい村松サントラのお薦め盤をご紹介。