鈴木央紹『Standards++』21世紀のJ-Jazzを代表するスタンダード
鈴木央紹の5年振りとなる2014年ニュー・アルバム『Standards++』は、原大力、佐藤ハチ恭彦、若井優也、ここ6年ほど固定されたメンバーによるカルテットで奏でる究極に熟成された極上のジャズ・スタンダード集。
時代を超えて輝きを放ち続ける数々の名曲に、鈴木央紹カルテットが新たに〈今〉の息吹を吹き込む。リラックスした中にも緊張感とウィットに富んだ演奏。1980年代のキース・ジャレットやウィントン・マルサリスにも匹敵する、21世紀のJ-Jazzを代表するスタンダード・アルバムがここに誕生した。
鈴木央紹は大野雄二&ルパンティックファイヴにレギュラー・メンバーとして参加、数多くのコンサートにも出演し日本を代表する人気サックス奏者としてポジションを確立している。今井美樹、島谷ひとみ、ZARD、noon、他多数のアーティストのアルバムにサックス奏者として、あるいはプロデューサー、サウンド・ディレクションとしても参加し、多彩な才能を発揮してきた。そんな鈴木が6年もの間、暖め続けてきたプロジェクトが原大力、佐藤ハチ恭彦、若井優也から成る、このジャズ・スタンダードばかりを奏でるカルテットである。
カルテットの持つスタンダードのレパートリーは数知れず。そんな中から極上のレパートリーを厳選し、並べたのが今回のアルバムである。かつて1980年代にキースやウィントンによる名演でスタンダード・ムーヴメントが沸き起こったが、トニー・ベネットとレディー・ガガによる全米1位となったスタンダード集など、約30年の時を経た21世紀のいま、新たなスタンダード・ムーヴメントが密かに進行しつつある。時代を超えて輝く名曲は、何時の世も永遠であり、そして新たに吹き込まれる命によって更に輝きを増して生まれ変わるのである。
【収録曲】
鈴木央紹『Standards++』試聴音源はこちら(外部サイト:SoundCloud)
※Internet Explorer 11より以前のバージョンではご利用いただけません。
1. My Romance
2. Laura
3. Mona Lisa
4. Waltz For Debby
5. Four Brothers
6. Herald Square
7. In Love In The Rain
8. Come Rain Or Come Shine
9. The Meaning Of The Blues
【パーソネル】
鈴木央紹 (tenor & soprano saxophone)
原大力 (drums)
佐藤ハチ恭彦 (bass)
若井優也 (piano, except “Waltz For Debby”)