イタリアの謎多き作曲家シェルシにシュライエルマッハーが挑む!~組曲第8番&第9番
謎多き現代作曲家の作品を、シュライエルマッハーが新解釈
イタリア生まれの現代作曲家シェルシの謎を解き明かすべく、鬼才ピアニスト、シュライエルマッハーが「彼の作品」を丹念に演奏しています。シェルシという作曲家は確かに存在していましたが、彼の死後、その作品は何人かの作曲家の共同作業によって創られたということが判明しており、シェルシの作風の変化も、その共同作曲者の影響をうけてのことだと言われています。組曲第8番のタイトルは謎めいていますが、チベット文化から影響を受けたものであろうということです。反して、組曲第9番はとても瞑想的であり、この多面的な作風はシェルシという存在を端的に示しているものと言えるでしょう。現代音楽の解釈において、第一人者であるシュライエルマッハーのこのシェルシは、他に類をみない偉大なものとして記憶されるはずです。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)
【曲目】
ジャチント・シェルシ(1905-1988):
1.組曲第8番「Bot Ba」(1952)
2.組曲第9番「Ttai」(1953)
【演奏】
シュテッフェン・シュライエルマッハー(P)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2015年01月08日 13:19