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黛敏郎が手掛けた一大スペクタクル! 映画『栄光への5,000キロ』サウンドトラック復刻!!

黛敏郎:映画『栄光への5,000キロ』サウンドトラック

「黒部の太陽(1968年公開)」に続く、石原裕次郎主演・石原プロモーション製作映画の第2弾として作成された『栄光への5,000キロ』。実際のサファリラリー優勝を果たした日産チームの監督・笠原剛三が記した「栄光への5000キロ―東アフリカ・サファリ・ラリー優勝記録」を元に当時最高のスタッフと三船敏郎や浅丘ルリ子らの豪華キャスト、そして製作費4億円(1969年当時)をかけて制作された大作でした。当然ながら音楽にもこだわった制作陣が白羽の矢を立てたのが前作「黒部の太陽」でもタッグを組んだ黛敏郎、その人でした。
これまでにも「野獣死すべし」や「東京オリンピック」、「天地創造(アメリカ・イタリア共作)」といった傑作を生み出したその手腕は『栄光への5,000キロ』でも勿論健在。メインタイトルの、アフリカ調のコンガとオーケストラの掛け合いからして、作品の雰囲気にピッタリです。ただ、石原裕次郎の「映画は劇場で見るもの」という意思にのっとり、音楽はおろか映像も2013年までほぼお蔵入りという状況でした。この度スペインのサウンドトラック・コレクター・レーベル「QUARTET」からめでたく復刻される事となりました。
70作近い映画音楽を手掛け、1997年に没した黛敏郎でしたが、1970年代に入ると政治的発言等の理由から楽壇からは事実上排斥され、映画音楽や純音楽を手掛ける事がめっきりと減る事となります(映画音楽はこれ以降没するまでの約30年でわずか5作しか手掛けませんでした)。途轍もない才能を輝かせた期間に残した傑作として、日本人作曲家好きなら耳にしておきたい内容ではないでしょうか。
(タワーレコード)

『栄光への5,000キロ(洋題:Safari 5000)サウンドトラック』
【トラック】
1.Safari 5000 (Main Titles)
2.Safari 5000 (Danger Mood)
3.Safari 5000 (Main Theme -Latin)
4.Safari 5000 (Magic Mood)
5.Safari 5000 (Waltz)
6.Safari 5000 (Suspence and Action)
7.Safari 5000 (Main Theme -Whistle)
8.Safari 5000 (Shake)
9.Safari 5000 (Main Theme -Ballad)
10.Safari 5000 (Race Continues)
11.Safari 5000 (Main Theme - Dramatic reprise)
12.Safari 5000 (Noir for Sax and Orchestra)
13.Safari 5000 (Main Theme -Piano Solo)
14.Safari 5000 (Finale)
【作曲】
黛敏郎
【映画公開】
1969年7月15日

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2015年01月30日 17:43